最近、特にリタイヤしたシニアを中心としてバイクのユーザーが増えているそうです。
この世代は若いころバイクに乗っていた人が多く、現役世代はバイクからしばらく離れていたものの、リタイヤ後は時間もできて好奇心旺盛なため、「第二の青春」との意気込みでバイクに再びまたがる人が多いそうです。
バイクを買うにもお金がかかり、バイクローンを利用する方も多いかと思います。
そこで今回は、バイクローンについて見ていこうと思います。
■バイクローンの種類
バイクと一言でいっても、その価格はピンからキリまであります。
排気量50ccのスクーターでしたら、新車で10万円ちょっとで購入できますが、アメリカンバイクの代名詞であるハーレーダヴィットソンでは、450万円近い価格のバイクまであります。
ちょっとした高級外車が買えてしまうくらいの値段ですよね。
スクーターでしたら現金一括払いも可能ですが、ハーレーを買うのにさすがに現金一括払いは厳しいですよね。
そこで、多くの方はバイクローンを利用していますが、バイクローンにもいくつか種類があります。
●銀行などのマイカーローン
車を買う際には、銀行などで提供しているマイカーローン(自動車ローンやオートローンとも呼ばれています)を利用する人も多いですが、多くのローンでは自動車だけではなくバイクもその対象としています。
マイカーローンのメリットといえば、何といってもその金利の低さです。
金利5%以下は当たり前で、中には金利年1%などという驚異の低金利を実現しているマイカーローンもあります。
金利体系は固定金利もあれば変動金利のものもあり、変動金利の方がさらに低金利です。
限度額も最高800万円~1000万円まで用意しているマイカーローンがほとんどで、ほとんどのバイクはこれで賄えてしまいます。
一方でデメリットとしては、審査が厳しいことが挙げられます。
低金利で貸すのですから、それなりの厳しい審査は覚悟しなければなりません。
それに加えて、必要書類が多いため手続きが非常に面倒というデメリットもあります。
長期でバイクローンを組むなら、候補に挙げたいローンです。
●信販系のバイクローン
自動車ディーラーで自動車を買う際、ホンダでしたらホンダクレジット、トヨタでしたらトヨタファイナンスと、メーカーと提携しているクレジット会社のローンを勧められることがあります。
バイクの世界にも、ホンダがホンダクレジットというバイク購入クレジットを提供しています。
メーカー提携のクレジット会社ではなく、普通の信販会社のバイクローンを利用する場合もあります。
どちらかというと、こちらの方が主流です。
信販系バイクローンのメリットは、審査に通りやすいことです。
一方デメリットは金利が高いこと。
金利が10%近い信販系も珍しくはありません。
●カードローン
頭金をある程度払って、不足分だけローンと考えているなら、カードローンも選択肢です。
審査はさらにやさしく、即日融資も可能です。
ただし、金利面でのデメリットはさらに大きくなります。
■バイクローンのおまとめは可能か
バイクローンのうち、銀行のマイカーローンを除いては、金利が10%近く、あるいはそれ以上の金利になってしまいます。
返済期間が短ければさほど問題にはなりませんが、長期間の返済となるとその金利負担が重くのしかかってきます。
そのまま払い続けてもいいのですが、少しでも負担を減らしたいのであれば、おまとめローンも選択肢に入れましょう。
おまとめローンの金利は一ケタ台がほとんどですので、信販系バイクローンやカードローンを借り換え、おまとめすれば金利は下がります。
また、信販系バイクローンを組むと、完済までバイクの所有権はローン会社です。
そうなると、勝手に売ったり譲渡したりできませんが、おまとめして信販系バイクローンを完済できれば、所有権を自分のものにすることも可能になります。
おまとめローンの中にも、金利が高くメリットが感じられない商品もあります。
バイクローンをおまとめする際には、必ず金利比較をして返済シミュレーションをしておきましょう。
■結論
低金利であればバイクローンをおまとめするのも選択肢としてアリ!
いかがだったでしょうか?
バイクローンは比較的低金利のものが多いですが、さらに低金利の信販系や銀行系のカードローンであればおまとめしてもお得だということがわかりました。
逆をいえば、低金利でなければおまとめする意味はほとんどなくなってしまうということです。
しっかり吟味して決めるようにしましょう。