おまとめローンは借金を一本化できる大変便利なローンですよね。
月々の支払い額が大きく減りますし、支払日も1つになるため、
とても助かります。
しかし、そんな便利なおまとめローンも、業者選びや利用方法を間違えると大変!
「こんなはずじゃなかった・・・・・・・」
と後悔してしまうかもしれません。
そこで借入れ件数別にみる、おまとめローンのコツをあなたに伝授します。
■おまとめローンを利用する前に知っておくべきこと
・まずは審査について知っておく
そもそも審査に通らなければ利用できませんので、まずは審査について知っておきましょう。
おまとめローンの審査は、通常のカードーローン(キャッシング)よりも厳しいです。(⇒おまとめローンの審査は通常のキャッシングよりも厳しいのか?)
借金を一本化するという性質上、融資額も高額になりますし、多重債務者の人も多くなります。
そうした理由から、より厳格な審査がなされるんですね。
審査で重視されるのは、主に以下のようなポイントです。
・他社借入れ件数
・借入れ総額
・年収
・職業
・継続年数
・事故情報の有無
おまとめの場合、とくに重要なのが「他社借入れ件数」とされています。
借入れ件数が多いということは、
返済実績が足りずに増枠してもらっていないという証になります。
1社で高額の借入れができないため、
複数社で借入れせざると得ないという証拠になってしまうんですね。
返済実績はあなたの信用となりますのでとても重要です。
これが足りないと、業者から警戒されてしまうのです。
複数社の借入れを一本化する、おまとめローンとはいえ、
借入件数が少ないほうが審査上有利になるんですね。
条件の良いおまとめ先ほど、審査が厳しくなりますので、
こうした点を理解しておく必要があります。
・おまとめ先は金利の低いところにするのが重要
おまとめすると月々の返済額が減るので楽になったように感じます。
しかし、場合によっては支払利息の合計が増えてしまうことがあります。
返済額が少なくなるということは、それだけ返済期間が長くなることになります。
当然、利息を多く払うことになりますので、
最終的な利息額が増えてしまうことがあるのです。
そうした理由から金利が重要になってくるんですね。
金利が低い業者でおまとめできれば、返済期間が長くなっても、
利息をおさえることが可能になります。
例えば、100万円を50回払い(1ヶ月30日で計算)でおまとめする場合、
金利18%と15%では、利息に以下のような差が生まれます。
・金利18%の場合
100万円×18%÷365×1500=739,726円
・金利15%の場合
100万円×15%÷365×1500=616,438円
その差は123.288円
金利が3%と違うだけでもこんなに利息の差がでてしまうのです。
このように審査と金利のことを理解した上で、
借入れ件数別に最適な行動をとる必要があるんですね。
■借入れ件数が1~2社の場合
借入れ件数が1~2社の場合、選択肢がたくさんあります。
審査が厳しい労働金庫から信用組合、銀行系と自由に選ぶこと可能です。
そのため、なるべく金利が低い業者でおまとめするのがよいでしょう。
おまとめできるのは大手銀行や消費者金融だけではありません。
地方銀行や労働金庫、信用組合にも用途自由のカードローンや、
フリーローンがあります。
こうしたローンの中には金利が10%以下のところもあります。
その分、審査が厳しくなりますが借入れ件数が1~2社であれば
十分融資してもらえる可能性があります。
このように借入れ件数が1~2社の方は、選択肢が多くありますので、
多少審査が厳しくても、条件のよいところに申込むのがおすすめです。
■借入れ件数が3~4社の場合
おまとめローンを申し込む人たちの多くが、借入件数3~4社の人たちです。
借入れ件数が3~4社というと、通常であれば多いほうですが、
おまとめの場合であればそうではないんですね。
こうした事情は業者側も事情はよくわかっていますので、選択肢はけっこうあります。
ただ、地方銀行や労働金庫、信用組合は審査が厳しいため、
大手の銀行系カードローンを利用するのがおすすめです。
大手の銀行系カードローンでも、金利は15%以下のところがほとんどです。
消費者金融系のおまとめ専用ローンもあるのですが、
こちらは金利が高いため、あまりおすすめできません。
例外として、アイフルの「おまとめMAX」があります。
おまとめMAXは、アイフルをすでに利用中・あるいは過去に利用した方向けの
おまとめ専用ローンです。
金利が12.0%~15.0%と消費者金融としては低めですので、
アイフルを利用中であれば、おまとめMAXを利用するのもいいでしょう。
■借入れ件数が5社以上の場合
残念ですが借入れ件数が5社以上の場合、審査に通るのが厳しいです。
多くの業者では5社以上の借入れがある方を、
融資対象外にしているところがあるんですね。
そのため、まずは1社でも完済してしまうのがおすすめです。
もし、増枠できる業者があれば、増枠して、
そのお金で1社でもいいので完済してしまいましょう。
申し込みをするのはそれからがおすすめです。
おまとめする業者も比較的、審査がやさしいと言われる、
消費者金融系のおまとめ専用ローンが無難でしょう。
金利が高くなってしまいますが、こればっかりはどうしょうもないですね。
⇒Q.1000万円・10社・おまとめローンを一本化、って出来るの!?
■まとめ
・おまとめローンの審査に重要なのは借入れ件数。
借入れ件数が少ないほど審査に有利。
・おまとめ先は金利の低い業者を選ぶべき。
金利が高いと利息額が返って増えてしまう。
・借入れ件数が1~2社なら業者選びに困らない。
審査の厳しい好条件な業者でも利用できる可能性がある。
・借入件数3~4社であれば銀行系カードローンがおすすめ
・借入件数5社以上だと審査落ちになる可能性が高い。
まずは1社でもいいので完済してから、申込むこと。