審査に通らない方は、そうなった原因があります。しかし、担当者に聞いても教えてくれるはずもなく・・・
ではどういったことから推測すればよいのでしょうか？
もちろん原因は一つではないかもしれません。
そんなときに役に立つのが「審査に通りやすい年齢と理想像」を知っておくことです。
審査に影響する職業はこちら（⇒おまとめローン審査の影響を職業別にそれぞれ調べてみた）で紹介しましたが、
年齢は意外とわからないもの。
そこで今回は「審査に有利な年齢や背景」などを知ることをメインのテーマに進めていきたいと思います。
また、それに加えた「審査に落ちてしまう意外な盲点」を、二本立てで紹介していきます。
◆年齢による影響
カードローンなどのお金に関係する審査は、年齢にきっちりと基準を持っています。
他の部分で比較すると曖昧になってしまいがちですが、年齢はすぐにわかるので評価を確認したいところですね。
まず、もっとも審査に通りやすい年齢は「26歳～35歳」です。
若者でもなく、高齢でもなく働き盛りであることが大きな要因でしょう。
審査の世界では、若者というのは20～25歳、高齢というのは35～65歳と明確に分けられています。
これによって、曖昧なことが一つ減りましたね。
そしてもう一つ、年齢別にみるその人の背景を考えておくのも大切なポイントです。
◆背景の影響
年齢も関係しているといいましたが、やはりその人の属性は大切です。
そこで、やはり知っておくべきことは「その人の背景」です。
背景とは、属性とも言いますがもっと広い意味を持っているでしょう。
例えば、22歳は新卒とは、60歳で定年とか、一般的な認識とあなたの背景をすり合わせることも必要になってくるのです。
特に銀行カードローンは、「一般的な人」を求めます。
普通に働いていて、普通に収入があって、普通の暮らしをしている人は社会に適合しているので貸し倒れが少ないという考えのもとでしょう。
返って不利になってしまう意外な例を集めてみました。
● 若者で既婚者
● 高齢で独身
● 高齢でクレジットヒストリー（※）がない
● 居住形態が賃貸住宅
● 引っ越して間もない
● 転職して短い
※クレジットヒストリー（クレヒス）：クレジットカードや支払いなどの履歴。
「クレジットヒストリーがない」というのは、クレジットカードの支払いなどの履歴が全くなく、現金主義の方も含まれ、いわゆる「スーパーホワイト」と呼ばれるものです。
クレヒスがないとその人の生活スタイルや何にいくら使っているかなどのあらましが見えないので、返って審査に通りにくくなってしまいます。
いまだからこそクレジットカードが普及していますが、高齢になってくるとスーパーホワイトの人は珍しくありません。
もしあなたの信用を高めたいと思っているのであれば、現金支払いはやめてすべてクレジットカード払いにされることをオススメします。
話はそれましたが、「貸金業者が求めている理想像」は大体わかっていただけたでしょうか？
年相応の生活をしている人が好きなようですね。
社会人→結婚→家を買う→定年などの王道ルートは安定感があり、人生設計をちゃんと立てていると思われます。
つまり求めているのは「リスクの少ない人」です。
結婚などは考えようによってはリスクになるので、若者の既婚者は審査に不利に影響します。
しかし高齢の独身者も不利になります。わがままですよね。
「どんなリスクがあるかわからない」というスタンスなのだと思いますが、それを逆手に取って
「全くリスクないよ」と見せることで審査を有利に進めるのではないでしょうか。
まずは延滞のないように注意するなど、できることから始めてみてください。
◆キャッシング枠が残っているかもチェック
そもそも、あなたのキャッシング枠が残っていない可能性もあるため、まずはチェックしてみましょう。
消費者金融で借りる場合は総量規制によって年収の3分の1以上の借入はできません。
銀行カードローンやおまとめローン（消費者金融でもOK）などであれば総量規制の対象外なので大丈夫ですが、
審査に現在のキャッシング枠はある程度影響します。
例えば、年収300万円の人がクレジットカードのキャッシング枠100万円を持っていたら、総量規制の対象になっている業者からは借りることはできないのです。
その場合は銀行カードローンで借りるか、枠内で納めるしかありません。
クレジットカードのキャッシング枠を一度確かめてみてください。
◆在籍確認で失敗してない？
カードローンに申し込むと、必ず在籍確認というものがあります。
在籍確認というのは、審査に申し込んだ利用者がちゃんと収入を得ているか、会社に在籍があるかを確認することです。
カードローンに申し込むと会社員はもちろん、パート・アルバイト・派遣社員も在籍確認をする必要があります。（専業主婦はありません）
そんな在籍確認が、審査に落ちている原因になっているかもしれません。
というのも、見落としがちですが意外と在籍確認の際のミスは多いものなのです。
ミスというのは、例えば在籍確認の際に「電話に出た方が利用者を知らなかった」ケースなどです。
大きな企業でも小さな企業でも起こり得ることなのです。
電話を受けた者は知らない人の名前だっただけかもしれませんが、そこで「おりません。」と言ってしまうとアウト、審査に落ちてしまいます。
ですので、電話担当者がついている場合は知人（もしくは取引先）から電話が来るという旨を事前に伝えておきましょう。
原因がわからないまま審査に落とされてしまったという経験がある方は気をつけてくださいね。
またこれから審査をされる方はぜひ実践してください。