カードローンの審査に職業は影響するのでしょうか?
もし影響するとすればどのような職業が有利になり、
どんな職業が不利になってしまうか知りたいですよね。
そうすれば、審査に通らない可能性が高い業者に申込んでしまうという、
非効率な作業を防ぐことができます。
今回はそんなカードローンの審査と職業について解説します。
おまとめローンをするときの基準の参考にしてみてください。
■職業によって審査に有利不利がでるのか?
結論から言ってしまうと、カードローンの審査では職業によって審査に有利不利があります。
その理由は、審査が「スコアリングシステム」だからです。
⇒あなたはこう見られてる!おまとめローンのスコアリングについて、徹底解説
⇒キャッシング会社の審査では、審査という名称のスコアリングにて決定している
スコアリングシステムとはひとことで言えば、
あなたの返済能力を採点化するプログラムのことです。
「属性」と呼ばれる職業や年収、継続年数、借入金額・件数などを採点化して、
その点数によって、審査の合否や融資額などを決定しているのです。
そのため、職業によって高い点数がつく場合と、低い点数がつく場合があるんですね。
そうした理由から、職業次第では審査に有利になったり、
逆に不利になってしまうこともあります。
もちろん、職業だけで審査の合否が決まるわけではありませんが、
影響を受けていることは間違いありません。
では、どのような職業の点数が高く、または低くなっているのでしょうか?
各社のスコアリングに関しては完全ブラックボックスなため、
確実とはいえませんが、おもに以下のような評価になっていると言われています。
※採点は星5段階で多いほど高くなります。
■公務員
スコアリングの採点:★★★★★
公務員はスコアリグの採点がもっとも高いとされています。
なにしろ国に雇われているのですから、倒産の危険もありませんし、
リストラにあう可能性もほぼありません。
非常に安定しているため、どこの業者でも高い評価になるでしょう。
■医師・弁護士
スコアリングの採点:★★★★★
医師や弁護士などの国家資格が必要な職業も、非常に評価が高いとされています。
こうした資格をもっていれば食べていくのに困りませんし、
収入も一般のサラリーマンよりも高くなる傾向にあります。
審査にも有利に働くでしょう。
■サラリーマン・OL
スコアリングの採点:★★★★
サラリーマンやOLも評価は高めです。
その理由は安定性になります。
とくに大企業の社員ほど評価が高いです。
中小企業であってもリストラされることはそうないですし、
毎月安定した給料をもらうことが可能になります。
こうしたことから、安定性があると見なされ評価が高くなります。
■自営業者・個人事業主・会社経営者
スコアリングの採点:★★★
自営業者や個人事業主、会社経営者の評価はやや低いです。
理由としては収入が不安定だからです。
こうした職業はサラリーマンのように、毎月の収入が確約しているわけではありません。
毎月収入が大きく変動しえしまう可能性があります。
今いくらか収入があろうが、半年後には倒産して収入ゼロ、
なんてことも珍しくはないんですね。
カードローンの審査は収入が多いか少ないかよりも、
「収入の安定性」が重要視されています。
自営業者や個人事業主、会社経営者は収入の安定性に欠けるため、
その分、スコアリングの点数は低くなってしまうんですね。
■派遣社員・パート・アルバイト
スコアリングの採点:★★
派遣社員・パート・アルバイトは短期雇用です。
そのため、収入の安定性に欠けると見なされてしまい、
スコアリングの採点は低くなります。
正社員と違って簡単に辞めることもできまし、
継続年数も短くなりがちです。
審査には継続年数も重要視されていますので、
これらの職業はどうしても評価が低くなります。
■水商売
スコアリングの採点:★★
水商売は人の移り変わりが激しい職業です。
ひとつの職場に何年も勤めるという方は、珍しいのではないでしょうか。
高収入の方も多いかと思いますが、どうしても不安定と見なされてしまうため、
スコアリングの採点は低くなります。
■学生・専業主婦
スコアリングの採点:★
学生・専業主婦はもっとも評価が低くなります。
そもそも、これらの方は収入がありません。
当然、業者も収入のない方に融資することはできません。
もちろん、学生であればアルバイト収入、
専業主婦であれば配偶者に収入があればOKという業者もあります。
それでも、スコアリングの採点が低くなるため、
審査は厳しくなりますし、高額の借入れはまずできません。
■採点が低い職業は審査の厳しい業者を避けるのが得策
誰もがなるべく、条件のよい業者のカードローンを利用したいですよね。
条件のよい業者というのは金利が低く、限度額が高い業者です。
しかし、条件がよい業者ほど審査は厳しくなります。
なかには年収や勤務年数の制限がある業者もあります。
職業によっては審査に通るのがむずかしい業者もあるんですね。
スコアリングの採点が高くなる職業であれば、
審査が厳くても、好条件な業者を選ぶのがいいかと思います。
一方、スコアリングの採点が低くなる職業の方は、
審査の厳しい業者はおすすめできません。
カードローンの審査はいろいろ記入項目が多いですし、
審査中は電話の前で待機している必要があり、けっこう労力がいります。
それにもかかわらず審査に通らないと、精神的ダメージが大きいんですね。
なるべくなら、バッシと一発合格したいところ。
そのためにも、自分の職業の評価を理解した上で、
審査に通る可能性が高い業者を選ぶのが重要になります。
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◆目次◆ |
◆自営業の方 ◆フリーランスの方 ◆学生の方 ◆主婦の方 ◆フリーター・アルバイトの方 ◆派遣社員の方 ◆休職中の方 ◆年金生活者・年金受給者の方 ◆期間工の方 ◆ホスト・キャバ嬢・風俗嬢(水商売)の方 ◆反社会的勢力・暴力団、AVその他、審査が厳しいと思われる職業の方 |