アルバイトをしていてお金を稼いでいても、どうしてもお金が必要になる時ってありますよね。
そんなときに役に立つのが、銀行や消費者金融のカードローンです。
カードローンには審査を避けて通ることができませんが、バイトの種類によっては審査に不利になる場合もあるのです。
そこで今回は、カードローンの審査に不利なアルバイトとその対策について見ていきましょう。
■そもそも、アルバイトでもカードローンに申し込めるか
そもそも、「アルバイトでもカードローンに申し込めるの?」「正社員じゃないと無理なんじゃないの」というような疑問を持つかもしれません。
そこでまずは、主な消費者金融や銀行のカードローンの申込条件を見てみましょう。
プロミス:年齢20歳以上、69歳以下のご本人に安定した収入のある方
※主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合お申込みいただけます。
SMBCモビット:年齢満20歳以上69歳以下の安定した定期収入のある方
アルバイト、派遣社員、パート、自営業の方も利用可能です。
北洋銀行:お申し込み時の年齢が満20歳以上満69歳以下で、かつ契約時の年齢が満69歳以下の方
安定した収入のある方(パート・アルバイト・専業主婦の方を含みます)
SMBCコンシューマーファイナンス(株)の保証を受けられる方
お住まい、および勤務先が道内にある方
外国人の方は永住権をお持ちの方
じぶん銀行:ご契約時の年齢が満20歳以上70歳未満のお客さま
安定継続した収入のあるお客さま
(自営、学生、主婦、パート、アルバイト、年金受給者を含みます)
保証会社であるアコム(株)の保証を受けられるお客さま
主なカードローンを見てみますと、パートやアルバイトでも特に問題なく申し込めるようです。
■申込者がアルバイトの場合、業者はどこを見るか
アルバイトやパートでもカードローンに申し込めることは分かりました。
しかし、実際に審査を受ける段階になると、アルバイトよりやはり正社員の方が審査に有利になります。
正社員は雇用が安定している分、どうしてもアルバイトよりも有利になるのです。
では、アルバイトでカードローンに申し込んだ際、カードローンの業者はどんな点を見て審査するのでしょうか。
①勤続年数
カードローンの最大の審査ポイントは、「継続安定した収入があるか」です。
正社員と比較して年収は少ないアルバイトですが、毎月一定金額を稼いでそれが長期間に及べば、審査に有利になるでしょう。
勤続年数が1年以上あれば、自信を持っていいですよ。
②勤務実態
申込書に記載された内容、特に勤務先に嘘がないか確認するため、勤務先に実際に電話をして確認する「在籍確認」という審査があります。
在籍確認は審査の最終段階に行われますので、これをクリアすれば審査は通過したも同然です。
③借入実績、返済実績
審査の際、業者は信用情報機関に申込者の信用情報の開示請求を行ないます。
信用情報を見て、申込者が借りたお金をしっかり返済しているかを見るのです。
■審査に不利と思われるアルバイトとその対策を紹介!
アルバイトでそこそこの収入があれば、基本的にはカードローンの審査には通過できますが、審査の当落線上にいる場合、審査に不利なバイトですと落とされてしまう可能性があります。
そこでここでは、カードローンの審査に不利と思われるアルバイトと、その対処法について紹介します。
(⇒芸能人・アイドル・アーティスト・・・お金を借りたいときのコツ)
1■水のように流れる商売…「水商売系のアルバイト」
昼間は学校に通いながら、夜には水商売のお店でホステスやホストなどとしてアルバイトしている人は、カードローンの審査に不利に働くでしょう。
まず、水商売の世間一般におけるイメージが良くありません。
また、ホステスやホストの世界は、固定給ではなく歩合制をとるとことが多いです。
これが「安定した収入」というカードローンの審査基準に合致しません。
そして、水商売の世界は比較的離職率が高いのも、安定した雇用とはいいがたいです。
【水商売でもカードローンの審査に通るためには】
水商売の人がカードローンの審査に通りにくいのは、何よりも「継続安定した収入がない」と見られている点です。
それを解消する方法の一つとして、「社会保険証を取得する」というのがあります。
申込の際、社会保険証を提示すれば雇用の証明にもなります。
「社会保険証って正社員しか発行されないんじゃ」と思っている方、そんなことはありませんよ。
実はアルバイトでも、一定条件を満たせば加入できるのです。
簡単に言うと、正社員の4分の3以上の労働時間があれば加入できます。
この条件に該当するのであれば、お店の社員や人事担当の人に相談してみましょう。
2■営業時間帯で不利に…「深夜勤務のアルバイト」
コンビニエンスストアや牛丼店では、昼間よりも深夜のアルバイトの方が良い時給です。
しかし、深夜勤務のアルバイトをしている人は、気を付けないとカードローンの審査で落とされてしまいます。
その大きな理由が「在籍確認」。
在籍確認はカードローン業者の営業時間内に行われるため、深夜には在籍確認が行われません。
本人が電話に出なくてもいいのですが、電話に出たスタッフの応対がまずいと審査で落とされるかもしれません。
【深夜勤務でもカードローンの審査に通るためには】
お店が24時間営業であれば、日中のスタッフに在籍確認がある旨を伝えておけばいいでしょう。
日中のスタッフが「○○は夜の勤務です」とでも言ってくれれば、それで在籍確認は完了します。
前述の水商売のように夜だけの営業の場合には、お店の営業時間でもなるべく早くに電話するようにカードローン業者にお願いしましょう。
社会保険証を提示して業者にお願いすれば、在籍確認を省略できる場合もあります。
3■勤続年数は皆無「日雇い、短期のアルバイト」
街中の交差点で交通量を調査するアルバイト、イベントの設営や撤収を行なうアルバイト、これらのアルバイトはそのほとんどが1日限りの日雇いのアルバイトです。
登録制のアルバイトもありますが、これらも同じ職場にあまり長期間にわたって勤務することはありません。
夏や冬にリゾート地で行うリゾートバイトも、勤務期間はせいぜい3か月程度です。
これらのアルバイトの問題点は、やはり「継続安定した収入」でしょう。
時期や状況によって仕事の内容が変わり、職場によっては厳しい環境のためすぐにやめてしまうこともありますので、これではとても安定しているとはいえません。
【日雇い、短期でもカードローンの審査に通るためには】
もし、登録会社を通じて定期的にアルバイトのあっせんを受けているのであれば、派遣元である登録会社に在籍確認をしてもらうのがいいでしょう。
派遣先である実際の勤務地では、派遣されてくる人のことをいちいち詳しく調べたりはしませんので。
カードローンの審査を念頭に置くならば、短期で高額なアルバイトよりも、少額でも長期間に及ぶアルバイトを選んだ方が賢明です。
4■所属していない「個人家庭教師のアルバイト」
学生アルバイトで比較的人気なのが「家庭教師」。
家庭教師の会社に登録する場合もあれば、個人的に行なっている場合もありますが、特に後者はカードローンの審査で不利となります。
家庭教師は決まった場所で働いていないだけでも不利になりますが、個人の場合には連絡先や収入の証明が不確か、という点が大きいです。
【個人家庭教師でもでもカードローンの審査に通るためには】
できれば、派遣スタイルをとっている家庭教師会社に登録しておくといいでしょう。
どうしても個人家庭教師がいいとなれば、契約や収入を明確にする必要があります。
契約書を交わして提出する、毎月決まった日にちに銀行に収入を振り込んでもらって(振込人の名前もいれてもらう)通帳のコピーを提出すると、契約に基づいて安定した収入が得られていると証明できます。
いずれのアルバイトにも共通するのは、「継続安定した収入」です。
継続安定した収入をカードローン会社に認めてもらうにはどうしたらよいかを考えて、以上のような方法で対応してもらうように業者にお願いしましょう。
(⇒審査に不利になる職業を公開!人気芸人VS看護師・・・驚きの結果とは)
続いては・・・
■審査に有利になるアルバイト
消費者金融でお金を借りるためには、安定した収入がなければなりませんが、裏を返せば、安定した収入があれば正社員でなくても、アルバイトや派遣社員でもお金を借りられるということ。
安定した収入を得るためにもアルバイトはするべきですが、どうせならばユニークなアルバイトをしたいですよね。
そこでここでは、消費者金融の審査に不利にならず、しかもユニークなアルバイトを紹介します。
1■有資格で高時給、規則正しい仕事の「歯科衛生士」
まず紹介するアルバイトは「歯科衛生士」です。
歯科衛生士とは、歯医者さんの隣にいてサポートをしたり、歯石の除去や薬物の塗布、歯磨きの指導をしたりするお仕事です。
アルバイトとは言っても、歯科衛生士は資格がないとできない仕事ですので、他と比べて比時給が高いお仕事で、収入面では消費者金融の審査でも有利に働くでしょう。
仕事は基本的に予約をした患者さんを対象としていますので、時間が読みやすいです。
休日は休診日のところも多いため、規則的なアルバイトができます。
平日の日中が診療時間ですので、在籍確認もしっかりとできますよ。
2■離職率の低さが自慢の「猫カフェのスタッフ」
次に紹介するのは「猫カフェ」のスタッフです。
猫カフェとはお店の中に猫がいて、お客さんはフードやドリンクをたしなみながら、猫と触れ合うことができるカフェのこと。
猫好きの人が行なうアルバイトで、趣味と実益を兼ねたアルバイトといえるでしょう。
自分も楽しみながら仕事ができますし、同じような志向のスタッフですので雰囲気も和気あいあい。
その結果離職率を低く抑えることができるので、継続安定した雇用となり、消費者金融の審査ではプラスポイントとなります。
猫カフェは個人あるいは小規模経営が多く、スタッフの数もさほど多くないことから、1人当たりの労働時間は比較的長くなります。
時給は決して高くないものの安定した収入が見込め、これも消費者金融の審査でプラスとなるでしょう。
3■信頼が得られる「国内空港のラウンジスタッフ」
国内の主な空港には、VIPや上顧客、あるいはステータスの高いクレジットカード保有者を対象にしたラウンジがあります。
具体的な仕事内容としては、利用客を急きやプライベートルームに案内したり、ドリンクや軽食の補充や在庫管理をしたり、食器の後片付けをしたりなどです。
接客業は、消費者金融の審査の中でもかなり評判が良い職種ですが、その中でもとりわけ好評なのがホテルやラウンジのスタッフです。
これらの職種は採用基準が高く、採用されただけである程度の信用を得ることができますし、採用している会社もある程度の事業規模と知名度がありますので、安心です。
採用後も研修があり、アルバイトから正社員に昇格しようとする目的意識の高い人も多いため、離職率も低めです。
これも、消費者金融の審査で有利に働くポイントといえます。
4■急増中!「フリーライター」
インターネットの普及によってネットビジネスが盛んになったことでアルバイトも多様化しています。
確実に伸び率があるのは「フリーライター」というバイトです。
一文字いくらで換算され、自分の経験がお金になることも!自分の得意な分野を文章にしてお金に換えてみてはいかがでしょうか。
初めは時間がかかるかもしれませんが、慣れると時給数千円も夢じゃありません。
何より自分の得意な分野を活かすことが出来るのでやりがいもあると思いますよ。
やり方としては、
・そういったサイトに登録して、自ら応募し仕事をもらう
・そういったサイトに登録して、自分が出来る範囲内のことをする
空いた時間に出来、時間的拘束がないのは後者です。前者は締め切りなども決まっている場合がほとんどです。
自分に合ったやり方で始めてみてはいかがでしょうか。
5■灯台下暗しの「消費者金融の事務」
最後に紹介するのは、「灯台下暗し」ではありませんが、消費者金融でのアルバイトです。
「事務」という名目で募集されていることが多いですが、実際の仕事は債務者に対して「支払いが遅れていますよ」と延滞の旨を知らせたり、「日曜日までに入金をお願いします」と入金の約束を取り付けたりする「督促」です。
しかし、実際に自宅や職場にまで行って取立てをするようなことはありませんので、安心してください。
自分が勤務している消費者金融でお金を借りるのであれば、雇用も収入も、在籍確認すらクリアしたようなものです。
⇒審査に通るためにアルバイトしよう!オススメのアルバイト5選
まとめ|世の中にはいろんなバイトがある!
いかがでしょうか。
いや~、世の中、何かしようと思えばいろんなアルバイトがあるんですね。
ユニークなバイトを探してみてください。
またアルバイトの中には、上記のような審査に有利になるバイトがいくつかあります。
逆に、日雇いや単発のアルバイト、キャバクラや風俗関係のお店は、カードローンの審査で不利になってしまう可能性もあります。
自分にとって本当にプラスになるアルバイトを選ぶようにしましょう。