カードローンを利用したい時は審査というものが必須になってきます。
通常、審査というのはその人に返済能力がきちんとあるのかどうかなどで判断されるのですが、もしも家族にブラックリストに載っている人がいたら自身の審査に影響されることはあるのでしょうか？
家族のブラックと自身の審査との関係についてご紹介します。
■家族にブラックがいると審査は通りにくい？
基本的に審査は借り入れを希望している人の属性を調べます。
属性というものは年齢や年収、勤務場所などの情報を指します。
この属性を知ることで、この人にはきちんと返済能力があるのかどうかをチェックしていきます。
属性も大事なのですが、実は信用情報の方が大切で、信用情報で問題が見られると審査に通ることが難しくなってしまうのです。
率直に言うと、家族にブラックリストに載っている人がいると、審査は通りにくくなってしまいます。
自身は関係なくても家族の情報によって審査に影響を与えてしまうのです。
何故かと言うと、家族にブラックリストに載っている人がいるとカードローン会社側は、「もしかしたらブラックリストに載っていることでお金を借りることが出来ないから、代わりの名義として申し込んでいるのでは？」と勘ぐられてしまうためです。
もちろん、それとは全く関係なしに借りられる方もいらっしゃると思います。
ですが会社側は様々な想定をして、審査をしていくことになっているのです。
このような情報を「類似情報」といい、同じ家族であるが故にデメリットになってしまう可能性があります。
■同居していなければOK！
家族にブラックリストに載っている人がいると審査も厳しくなってしまうと上記で説明しましたが、実は家族であっても審査に関係しない例外もあります。
それは、家族と同居していないということです。
一緒に住んでいると、どうしても財布も一緒であるイメージが強くなってしまうためか審査も通りにくいのですが、その家族と同居していないことで財布は申し込んでいる人のみという考えになり、家族について審査で影響されなくなります。
例えば、お父さんが自己破産をしているけど、自分は現在一人暮らしをしているという状態であれば、例え家族がブラックリストに載っていたとしてもカードローン申し込みを希望している本人の属性や信用情報のみで審査が進められていくのです。
■時間が経てばブラックリストから名前が消える？
同居以外にも時間が解決してくれる場合があります。
ブラックリストというのは基本的に一定期間のみ掲載されるもので、設定されている期間が過ぎてしまえば、新たに借り入れも可能になりますし、家族にそういった人がいても審査に類似情報が影響されることは無くなります。
自己破産や個人再生の場合は5～10年間、任意整理や特定調停、3ヶ月間の返済滞納した場合は5年間となっており、この期間が過ぎればブラックリストから情報は消えるのです。
もしも家族に自己破産者や任意整理をされた方がいたら、事故情報が登録されてから何年経ったか調べてみましょう。
■家族が載っていたとしても借りられる？
家族がブラックリストに載っていたら審査は厳しくなってしまうことはお分かりいただけたかと思いますが、審査が厳しくなるだけで全くもって審査に通らなくなるということではありません。
自分自身が借り入れるので家族は一緒に住んでいるけど関係ないということや、信頼を得るために初めから家族にブラックがいるということを告げてしまえばいいのです。
それによって審査する側も考慮してくれます。
また、既に同居は解消しているのに、なぜか審査が落ちてしまったという場合は以前の類似情報で審査されてしまっているなら、情報を正しいものに直す手続きをとることも可能です。
これらについて、事前に信用情報機関へ問い合わせることで可能となるので、一度問い合わせてみましょう。
■まとめ｜審査落ちの原因が家族であれば、対処が必要
いかがでしたか？
もし審査落ちの理由が自分ではなく家族なのであれば、「類似情報」として審査されているかもしれません。その疑いがある場合は、信用情報機関に問い合わせて、確かめなければなりません。
疑わしいときは、いくつか対処法があります。
まずは「一緒に暮らすのをやめる」こと。とはいってもそう簡単に出来ないこともあるでしょう。
もしくは、事故情報を調べた上で消えるのはいつか確認しましょう。信用情報を取り寄せるとその事故情報がいつ登録されたのか見ることができます。
消えるのを待つしかないのか、それとも始めに告知して信頼してもらうかになってくると思います。
審査に通らないのが家族である場合は少し厄介ですが、それも含めた上で信用できる人間と思われれば審査に通るので、あきらめずにトライしてみましょう。
そして、あなた自身のスペックを上げるチャンスにしてしまいましょう。