どこの消費者金融も銀行お審査の内容や方法は企業秘密な為、世間一般的には公開されていません。
ネット上ではどこの銀行や消費者金融も審査方法は同じであるという説明が多いですが、実際にそれが間違いない情報であるということは断言できません。
しかし、審査基準はどこも同じであるという情報は各金融機関の成約率(審査通過率)でなんとなく見当がつく情報である事は確かです。
こういった審査通過率などの情報は各消費者金融の公式サイトで公表されているIR情報で確認する事ができます。
ちなみにIR情報というのは企業が投資家などに向けて公開している経営状況・財務状況などの情報のことです。
IR情報を公開している大手消費者金融の審査通過率
まず、最も審査が通りやすいといわれているアコムに関してですが、気になる審査通過率は約49%です。またその他の大手消費者金融であるプロミスは約44%、アイフルが約48%となります。
この差を大きな差とみるか小さな差とみるかは人それぞれかと思いますが、上記の3社は大体2人に1人が審査に通過しているという事が分かります。やはり口コミや評判で審査通過率が高いと言われているだけあってアコムは3社の中でも断トツで通過率が高いです。
詳細は下記の通りです。
ここ最近で最も審査通過率の高い月、そして赤い丸で囲まれたところの平均を出しています。
(2016年12月時点)アコム・・・48.9%(平均48.3%)
(2016年5月時点)プロミス・・・44.3%(平均43.5%)
(2016年6月時点)アイフル・・・47.5%(平均46.5%)
(2016年3月決算)SMBCモビット・・・43.5%(平均42.8%)
情報からわかる審査の難易度
先ほど説明した大手消費者金融4社の審査通過率ですが、平均して46.0%です。
どの消費者金融も申し込んだ人の約半数以上が審査落ちしている事が分かります。
実際に口コミや評判を見る限りそこまで落ちているようには思えませんが、実際に公式で公開されている情報に記載されている結果なので事実なのでしょう。
もちろん申込者全員が安定した収入を得ている方たちという訳ではありません。アルバイト・パートの人の通過率や正社員の通過率などは不明ですが、おそらく審査に通過しなかったほとんどの人が不安定収入や信用情報の傷などが原因で審査に落ちているものかと思われます。
アルバイト・パートでも余裕で通過するといわれている消費者金融でも、今後の返済能力や収入面、その他の信用情報に欠点があれば審査に通るのは今の時代難しいと言えるでしょう。
かつて消費者金融は審査が緩いや甘いといわれていた時代もありましたが、今はどちらも変わらず審査は厳しくなっているということがわかってきました。
⇒キャッシング会社の審査では、審査という名称のスコアリングにて決定している
銀行の審査通過率
次に銀行カ―ドローンですが、審査通過率は公開されていません。
しかし、銀行の審査は保険会社である消費者金融が行うと言われているので消費者金融の審査通過率からおおよその予測を付ける事ができそうにみえます。
一概には言えませんが、銀行は消費者金融とは金利も違えば総量規制の対象外という違いも存在するので、例え保証会社が審査を行っていたとしても、その消費者金融と同じ審査通過率であるというのは考えにくいです。
ちなみに保証会社についてですが三井住友銀行、ジャパンネット銀行、横浜銀行、福岡銀行、住信SBIネット銀行などはSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)が保証会社なので審査を行うのはプロミスです。
三菱東京UFJ銀行、セブン銀行、じぶん銀行はアコムとなります。
これは個人的な予測ですが消費者金融が平均で45%の通過率なのであれば、おそらく銀行の審査通過率は35%ほどではないでしょうか。
《保証会社》
カードローン名 | 保証会社 |
---|---|
三菱東京UFJ銀行カードローン | 株式会社アコム |
セブン銀行 | 株式会社アコム |
じぶん銀行 | 株式会社アコム |
りそな銀行 | オリックス・クレジット株式会社 |
オリックス銀行カードローン | 新生フィナンシャル株式会社(レイクの系列会社) またはオリックス・クレジット株式会社 |
東京スター銀行 | 新生フィナンシャル株式会社 |
新生銀行カードローンレイク | 新生フィナンシャル株式会社 |
みずほ銀行カードローン《コンフォートプラン》 | 株式会社 オリエントコーポレーション(オリコ) |
イオン銀行カードローンBIG | イオンクレジットサービス 株式会社 またはオリックス・クレジット 株式会社 |
住信SBIネット銀行 | オリックス・クレジット 株式会社、またはSMBCコンシューマーファイナンス 株式会社(プロミス) |
横浜銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス 株式会社(プロミス) |
三井住友銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス 株式会社(プロミス) |
ジャパンネット銀行 | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス) |
福岡銀行 | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス) |
SMBCモビット | 株式会社SMBCモビット |
東京スター銀行おまとめローン | 株式会社TSBキャピタル |
楽天銀行 | セディナ |
保証会社について⇒○○の審査基準は?ひとめでわかる表で説明
まとめ
今回の結果から、消費者金融の中で一番審査に通りやすいと言えるのは「アコム」という事が分かりました。また、口コミなどで審査に通りやすいといわれている三菱東京UFJ銀行の保証会社もアコムなので、口コミ情報はあながち信憑性が全くないとは言い切れません。
しかし違う見方をすれば、「審査通過率は49%で通りやすい」と言われているので、そう考えるとそこまで高くはない率です。
その為、多重債務者や信用情報に傷がある人など審査に不利な情報を持つ人の場合、審査通過は難しいと言えるでしょう。無職やブラックなど、誰でも通るというわけではないのです。
それに対し、特に借金などなく仕事も定期的に収入があり、信用情報にも問題がなければアルバイトやパートでも十分審査通過が可能です。