複数の貸金業者から借りた借金を一本化することができる便利なサービス、それがおまとめローンです。
おまとめローンの審査に通過し多重債務化から脱することができたが、再び急な出費が発生してしまいお金がどうしても必要になった。できれば別のカードを使って再び複数の借金を作るのはできれば避けたい…なんて思う人は少なからずいるかと思います。
ここでふと疑問がわいてくるのですが、おまとめローンをした後、また借り入れをすることは可能なのでしょうか。
あまりお勧めはできませんが、そういった場合はおまとめローンから追加融資する以外に方法はありません。
再度借入する場合、おまとめローンから追加融資、または別の銀行や消費者金融から新規借入が可能なのか?といった疑問を感じる事はないでしょうか?追加融資ができるかできないかは銀行と消費者金融で異なります。
そこで、今回は追加融資ができるものとできないものを紹介していきますのでご参考にしてみてください。
まとめる前の返済は自分で行う
そもそも、おまとめローンはどのように複数の業者に返済をするかご存知でしょうか。
おまとめローンを提供している会社が勝手に行なってくれると思ったら、大間違いです。
実は、複数の業者への返済は、自分で行わなければなりません。
おまとめローンでお金を借りた後、そのお金を使って複数の業者に自分で完済をします。
その際に、完済証明書の発行を忘れないでください。
完済証明書と聞くと、何らかのきちっとしたフォーマットがあるように思いますが、そんなことはありません。
完済しましたということが分かる情報が記載されている書類でしたら、基本的に何でもいいのです。
借入残高が0になっていることと氏名が記載されているホームページをプリントアウトしても、それは完済証明書になります。
追加の借入は難しいかも
しかし、せっかくおまとめローンをしても「やっぱりお金が足りない」ということで、キャッシングを再び考える人も思います。
おまとめ後の追加借り入れ、果たしてできるのでしょうか。
結論から言うと、できます。しかし、そのハードルは通常のキャッシングよりもかなり高くなります。
おまとめ後、以前の貸金業者とは解約して、新たに申し込もうとする場合、改めて審査を受けなければなりません。
審査で重視をされる項目は様々ありますが、他社からの借入件数と借入残高はかなり重視されるでしょう。
おまとめによって、他社からの借入件数は大幅に減っていますので、この点では審査に有利となるでしょう。
ただし、他社からの借入残高は利息こそ減るものの、元本が減っているわけではありません。
そして、審査結果を大きく左右するのが、その借金をどれだけ返済しているかということ。
おまとめローンの借金をほぼ返済しないまま新たに借入をしようとしても、返済能力を疑われてしまいますので、追加借入はかなり難しいです。
追加借入をしたいのであれば、おまとめローンの借金を返済する姿勢を見せて、完済に近づいている状況でしたら、融資もしてくれるかもしれません。
◇消費者金融のおまとめローン追加融資について
消費者金融でおまとめローンをしている場合、追加融資が認められる可能性は借金の総額が総量規制内か外かで変わってきます。
貸付業者と言えば総量規制という制度が絡んできますが、実は総量規制には例外として適用されるものがあり、代表的なのは
「借り手に一方的な有利となる借り換え」
「不動産を担保とする貸付」
「緊急の医療費のための貸付」
「個人事業主向けの貸付」
などその他にも様々の例外が挙げられます。
例えば不動産を担保とする貸付は住宅ローンなどを指します。おまとめローンは債務者の借金総額が減り月の返済額も減るので「借り手に一方的な有利となる借り換え」に当てはまる為、総量規制例外が適用されます。しかし、これが原因で追加融資が不可能となる場合があるのです。
例えば年収300万円の人が150万円の借金を消費者金融で一本化している状況で追加融資を希望した場合、その追加融資分はもちろん総量規制対象となります。おまとめローンの時点で総量規制以上の借金を借りている為、追加融資が認められる可能性はないに等しいでしょう。
しかし、年収が300万円で借金総額が60万円だった場合は総量規制内なので40万円まで追加融資をすることが可能といえますが、
最近のおまとめローンは「返済専用」となっているものが多く追加融資は難しいです。また、追加融資が可能だからといっていつまでもおまとめローンの元金が減らず借金ばかりが増えていると消費者金融側が融資停止し返済しかできなくなる可能性もありますので注意が必要です。
◇銀行のおまとめローン追加融資について
銀行のおまとめローンは金利も低く総量規制対象外のため問題なく追加融資できるしかなりお得と思われがちなのですが、銀行のおまとめローンは貸金業者とは異なり利用可能枠の範囲内で借入するといった事はできません。
銀行のおまとめローンは銀行側が債務者に代わって複数の借金を肩代わりしてくれるという仕組みであり、その肩代わりしてくれた分のお金を債務者が返済していく形となるため原則、銀行おまとめローンから追加で融資する事はできません。
しかし、仮に債務者が消費者金融で複数の借金を一本化していて、その際に急な出費などでどうしてもお金が必要という時は銀行カードローンが便利です。この場合、おまとめローン以外に新規で借金をしても多少であれば問題ないという人に限ります。
おまとめローンを組んでいる方は基本的に総量規制範囲外である事が多いためクレジット会社や消費者金融などの貸付業者から新規に借入することができません。
しかし、総量規制対象外の銀行カードローンであれば新規で借入が可能です。
その為、おまとめローンを組んでいる際にお金がどうしても必要という場合は追加融資ではなく新規で銀行からお金を借りたほうが手っ取り早いですが、追加融資が絶対にできないという訳でもないので、もし消費者金融のおまとめローンを利用している場合は一度利用している消費者金融に問い合わせてみるのも良いでしょう。
おまとめローン後に追加融資は可能?注意点
おまとめローン後の追加融資に関してですが、銀行の場合は原則「返済専用ローン」となる為、新規で借入を行うことができません。
また、銀行でおまとめローンを利用している間、他社で新規融資を受けることはNGと定めている銀行が存在します。
もし、おまとめローン利用中に新規融資を受けた場合は、全額返済を求められる可能性がありますので、注意して下さい。
次に消費者金融のおまとめローンについてですが、結論から言うと追加融資は可能です。
しかし、消費者金融の商品によっては追加融資が不可能という場合があります。
たとえば、アイフルの「おまとめMAX」などは返済専用ローンとなるため、追加融資ができません。
まず、消費者金融で借金をまとめた場合、その金額が総量規制内かどうかで追加融資可能かどうかが異なります。
簡単に例えると、年収300万円の人が150万円の借金を1本化した場合、追加融資は総量規制を超えている為、追加融資ができません。
しかし、1本化した借金総額が80万円だった場合、20万円までなら追加融資が可能です。
さらに、ここで注意をしたいのが、おまとめ専用ローンを使っておまとめをした場合です。
おまとめローン側に他社から新たに融資を受けたことがばれてしまうと、おまとめローンの全額返済を求められる場合があります。
こうなるとかなり厳しい状況ですので、注意が必要です。
ちなみに、以前の貸金業者のローンカードを解約せずに持っていれば、限度額と総量規制の範囲内でお金を借りることは問題ありません。
しかし、もともと高金利で苦しんでいたローンですので、追加借入をしたとしても再び返済に苦しむことになるかもしれません。
◇おまとめローン後に新規融資は可能?
おまとめローン後に新規融資をする事は可能ですが、審査通過が厳しいと言えます。
まず、おまとめローンを利用する場合、その情報は必ず「個人信用情報機関」に登録されます。
そもそも、おまとめローンをした後に新規借入を行う事は好ましい行為ではありません。
一部の銀行では他社からの新規借入をNGとしている場合もあります。
その為、おまとめローンを利用しているという情報は審査を不利な方向へ動かす可能性もあるのです。
また、総量規制が適用されている貸金業者の場合、仮に総量規制以内の借金だとしても、総量規制ギリギリの希望上限額だった場合、審査落ちする可能性が非常に高いので、おまとめローン後の新規融資は銀行カードローンなどがお勧めです。
◇おまとめローン後、現在所持しているカードで借入は可能?
おまとめローンで借金を1本化した場合、今まで使っていたカードの借入残高は0円となる為、そのカードを使用して借入を行う事は可能です。
しかし、この行為はおまとめローンの「落とし穴」と言われており、確かに借金を一本化した後に今まで使っていたカードで再度借入する事は簡単ですが、これが原因で返済不可能に陥ってしまう人が非常に多いようです。
せっかく複数の借金を一本化し、負担を軽減する事ができたにも関わらず再度多重債務になってしまう訳ですから、絶対にお勧めはできない方法です。
もし、どうしても借入が必要となった場合は、次の返済日に絶対、一括返済ができる額に抑えて借入を行ってください。
一番望ましいのは、おまとめローン利用後に今まで使っていたカードを全て解約する事です。
追加借入ができるおまとめローン
おまとめローンのCMを盛んに行なっている業者といえば、東京スター銀行。
東京スター銀行のスターワンバンクローンは、他の銀行のおまとめ専用ローンとは異なり、追加借入が可能となっています。
スターバンクローンには、複数のおまとめ専用のおまとめローンと、1社の借換え専用ののりかえローンとがあり、いずれも低金利なのですが、特にのりかえローンは上限金利も年1ケタ台です。
ただし、審査が厳しめで東京スター銀行への口座開設をしなければなりません。
また、おまとめの限度額である「借入限度額」とは別に、追加借入の限度額である「利用限度額」が設定されます。
(例)仮に借入限度額が300万円、利用限度額を100万円としましょう。
おまとめした借金の残高が100万円以上の場合、追加借入はできません。
おまとめの残高が90万円になれば、100万円(利用限度額)-90万円(借金残高)=10万円の追加借入が可能になる、というシステムです。
頑張って借金を減らして、初めて追加借入ができるようになっています。
まとめ|追加融資は原則出来ないと思っておいた方が良い
おまとめした時点で、追加借入は考えないことがベストです。おまとめローン利用後に追加融資、新規借入を行う事は難しいと言えますが、今まで使っていたカードを再び使って借入を行うのは非常に簡単です。
しかし、今まで使っていたカードを再び使うという行為はおまとめローンの「落とし穴」ともいえる行為です。
場合によっては出来てしまうのですが、それは多重債務の道へと確実に進んでしまいます。
おまとめローン利用後の借入は自分の首を絞める行為です。借金一本化に成功したのであれば、使わなくなった古いカードは全て解約し、今後借金をするという道を塞ぐ事が完済までの近道と言えるのではないでしょうか。
またおまとめ専用ローンでおまとめしたあと他のところでの借入が発覚した時点で全額返済を求められることもあり得ます。
完済証明書がいる業者などは特に他社からの借入に厳しい傾向があるので、注意が必要です。
追加融資は百害あって一利あり(笑)。借りれることでその瞬間は助かりますが借金が増えたことには変わりありません。場合によっては一括返済を要求されるリスクもありますから、百害くらいあります。
であれば、初めから追加融資出来ないと思っていた方が結果的に自分のためになるでしょう。
原則追加融資はできないと思っておいてください。
どっちも良いとこ取りは出来ないと思っておきましょう。
・追加融資できるけど高金利(通常のカ―ドローン)
・追加融資できないから低金利(おまとめローン)
どちらかだと思っておくと良いと思います。
ただし、おまとめローンによっては条件がある場合もあるので気を付けてください。
主な条件とは、「年齢制限」「保証会社の保証を受けれること」「完済証明書の提出」などがあります。
(⇒おまとめローンをするときに条件はあるのか?各業者を徹底調査!)
ひたすら返済ばかりしていると、どうしても足りないときがあったり借りたいときもあると思います。
その誘惑に負けず、はじめから逃げ道はないと思って完済を目指してがんばっていきましょう!
最後に、過去に3枚以上のカードローンを所有していた管理人がオススメするカードローンを紹介します。
オススメ業者① アイフル
☟アイフルへのお申込みはこちらから
アイフル概要 | ||
金利 | 限度額 | 返済日 |
年3.0~18.0% | 1~800万円 | 35日ごと、毎月指定日(任意) |
申込方法 | 遅延損害金 | 総量規制 |
インターネット・電話・窓口・自動契約機 | 20.0% | 対象 |
無利息期間 | 契約日の翌日から30日間(初回のみ) | |
利用条件 | ・満20歳以上70歳未満の安定した収入がある方 ・保証会社の保証を受けられる方 ※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※審査の結果によっては利用できない場合あり。 |
上記は銀行カードローンを紹介しましたが、消費者金融であれば断然アイフルがおすすめです。
アイフルはおまとめローン・借り換えローン専用のプランを用意しており、他社からの借入に寛容だと思われます。それだけではなくおまとめ専用の「おまとめMAX」はかなり低金利になります。女性でも安心して利用できる専用オペレーターを完備していたり、利用者が使いやすいようなサービスを実施しているので、お客さん目線をわかっている業者といえるでしょう。
銀行カードローンはハードルが高そう…という方は、消費者金融で検討するのが一番です。消費者金融の中でも独自経営で審査を行っているアイフル一択かもしれませんね。
オススメ業者② 楽天銀行スーパーローン
☟楽天銀行へのお申込みはこちらから
楽天銀行スーパーローン概要 | ||
金利 | 限度額 | 審査時間(最短) |
年1.9~14.5% | 10~800万円 | 当日~2営業日 |
融資までの時間(最短) | 返済日 | 総量規制 |
2営業日 | 1日 12日 20日 27日(※) |
対象外 |
利用条件 |
・満20歳以上満62歳未満の方 ※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。 |
※ 毎月の返済(約定返済)は「口座引落」で行われます。引き落とし日は金融機関によって異なる
楽天銀行スーパーローンの主な特徴としては、
・低金利である
・24時間365日すぐに借り入れできること
・楽天銀行の口座を同時開設で30日間無利息になる
という点でしょう。
ネット銀行なので、非常に低金利で、メンテナンス時以外24時間365日いつでも利用可能です。また、通常のカードローンだと一回108~216円の手数料がかかってしまうことが多いのですが、楽天銀行は手数料無料で借入・返済が可能です。
もしくはネットショッピングで楽天をよく利用される方で、カードローンを検討されている方は「楽天銀行一択」です!
オススメ業者③ みずほ銀行カードローン│業界トップクラスの低金利
☟みずほ銀行カードローンへのお申込みはこちらから
銀行カードローンの中で最もオススメなのは、みずほ銀行カードローンです。
ポイントはなんといっても圧倒的な低金利!また、メインバンクにもしやすく、後々住宅ローンを組むなどを考えると使い勝手が良いのがみずほ銀行です。
大手三行だから口座を持っている方も多いでしょう。規模が大きいからこそ安心して利用できますね。
もちろん、ムリなくご返済いただける範囲で、計画的にご利用ください!
みずほ銀行カードローン概要 | ||
金利 | 限度額 | 返済日 |
年2.0~14.0% | 10~800万円 | 毎月10日 |
申込方法 | 遅延損害金 | 保証人 |
インターネット・電話・郵送・銀行窓口 | 19.9% | 不要 |
利用条件 | ・満20歳以上満66歳未満の方 ・安定かつ継続した収入の見込める方 ・保証会社の保証を受けられる方 ※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※審査の結果によっては利用できない場合あり。 |