闇金業者は、言うまでもなく違法金利で融資を行うような法に触れることをしている業者です。
利用者としては、このような業者から借入をすることもなく、正規の業者からサービスを利用するよう心掛けたいところです。
とはいえ、気が付いたら闇金業者を利用していたという方も少なくなく、手口は巧妙化しています。
ということで、ここでは闇金業者を利用しないように手口を理解して、自分の身を自分で守るようにしておきましょう。
■理解しておきたい闇金業者の手口
そもそも、闇金業者という存在は時代と共に姿かたちをを変えて、悪徳な方法で、利益を上げようとする輩です。
したがって、10年後には、全く違った形で悪徳業者は身を潜め獲物を虎視眈々と狙っていることでしょう。
例えば、今から10年前の闇金業者を思い出してみてください。
違法な金利で堂々と融資を行い、かつ激しい取り立てをする姿が思い浮かべるかと思います。
今、このようなことをしたら、あっという間に捕まってしまいます。
結果、昨今の闇金業者は「バレないようにスマートに違法金利で融資をする」という姿に変えているのです。
まず、このことをしっかりと理解して、闇金業者に立ち向かう必要があります。
■名簿を手に入れてピンポイントで狙ってくる
そもそも、闇金業者は、どのような意図をもって狙いを定めていくのか?
答えは単純で、個人情報を手に入れて「カモになりそう」という人物を探すのです。
お気付きのように、現在は、この個人情報は法で守られており、外部に流れでることはありません。
しかし、流れ出てしまっているのが実情で、かなり細部まで漏れていることもあります。
例えば「お金を消費者金融から借りている」など。
闇金業者は、このような名簿を違法に集めて、狙いを定めているのです。
■正規の業者を装って言葉巧みに「おまとめローン」にする
名簿を手に入れたとしても、勧誘をしなければ融資をすることができません。
では、どのように勧誘をするのか?
それが「おまとめローンに変えませんか?」と勧誘する方法です。
あくまでも一例であり、様々な勧誘の仕方があるため、対策をするときは臨機応変に対応するようにしてください。
ともあれ、個人情報で多重債務者になっていることは分かっているため、意外と簡単に騙せてしまうのです。
ここで「なぜ、簡単に騙せてしまうのか?」と不思議に思いませんか?
実は、大手消費者金融業者の名を語ったり、銀行の名を語って勧誘をするからです。
大手の話を出せば、中には安易に警戒心を解いてしまう方も多いので、簡単に引っかかってしまうのです。
そもそも、闇金業者が直接、勧誘してくるときは、当然、言葉が巧みに操ることができる人物を当ててきます。
しかも、昔のように「いかにも」という格好は絶対にしません。
しっかりとスーツで身を固め、見た目は、本当に営業セールスマンといったところなのです。
だからこそ、利用者側としては警戒する必要があるわけですね。
というよりも、おまとめローンのような勧誘があった場合は、無条件で気を付けるべき状況です。
理由は単純で、大手業者は勧誘は絶対にしないからです。
したがって、このような勧誘が来て、上手い話であっても、断固拒否するようにしましょう。
■正規の業者に似せた公式サイト作成
少し前、話題になったフィッシングサイトと言われるものです。
大手消費者金融業者によく似せたサイトを用意して、申し込んでくる人間を狙うというわけですね。
URLもよく見ないと分からないぐらい似せているいるため、気付きにくいのが難点です。
ただ、昨今は、この手のやり方は既に見破られていますし、なかなか引っかかる人は減っています。
例え、Eメールに「至急パスワードを変えて下さい」というような、メールで偽サイトに誘導してもです。
したがって、これに対応すべくとった行為が「大手消費者金融業者の子会社」だったり、「委託されている」などと語って、サイトを作る手法。
基本的に、大手消費者金融業者は、委託もしませんし、子会社で運営することはありません。
運営するとしても、子会社のような銘は打たずに、そのまま新たな消費者金融業者として運営をしていくことになります。
したがって、まずありえない話ではありますが、お金に困っている場合、このような冷静な判断ができなくなっていることもあるため、ついつい引っかかってしまうのです。
つまり、ある程度、稚拙な作りであったり、嘘であったりしても、弱っている人間は引っかかってしまうわけですね。
■まとめ
最後に伝えたいことは、闇金業者は、とにもかくにも「闇金業者」とバレないように勧誘をしてきます。
利用者として、この嘘を見抜く「冷静な判断力」が求められるということですね。
ちなみにですが、昔ながらのDMだったり、電話勧誘だったり、090金融などは、昨今、急激に減っています。
「忘れたころに」という言葉もある通り、いくら古典的な方法でも引っかからないように細心の注意を払う必要があります。
こちらでも詳しく紹介しています。⇒【まとめ】おまとめローン詐欺・闇金に関すること5選