生きていれば様々な事情からお金が必要になってくるときがあります。
その度にカードローンを利用していると、気づけば2社、3社と増えていってしまうこともあるでしょう。
複数社から借りていると返済日や返済額の管理が大変になりますよね。
そこで救世主になるのが「おまとめローン」です。ただ、おまとめローンを利用したいと思っても既に借入があるので審査に通るか不安という人は多いのです。
結論からいうと、残念ながら審査の甘いおまとめローンはありません。。!!
「おまとめローン」も、通常のカードローンに申し込むときと同じように信用情報機関に照会したり、しっかり審査を通過する必要があります。
なので、「おまとめローンだからここの審査が激甘!!」とか、あり得ない話なのです。
しかし、借入を一本化して返済を楽にでき、金利を下げることが出来る「おまとめローン」は借り手にとって有利な借入となるので、総量規制の対象外となります。
つまり、総量規制では年収の3分の1までしか借入できないのに対し、年収に関係なく借入が可能になるのです。
また銀行カードローンだけでなく消費者金融のおまとめローンを使うことも出来ます。
あなたに合ったおまとめローンはどこなのか?そして、おまとめローンの選び方はどうしたら良いのか?
おまとめローンの正しい認識をした上で、一緒にあなたの答えを探していきましょう!
◆審査が緩いカードローンがおまとめローンに向いているとは限らない!
おまとめローンは審査難易度が低ければ良いわけではありません。審査難易度の低いカードローンは、最初に決定される限度額も低い傾向があるので、一本化には向いていないのです。
わかりやすい例でいうと、「イオン銀行カードローン」でしょう。年収200万円未満でも審査に通るといわれるローンですが、最初に貰える限度額のほとんどが50万円以下で、おまとめローン向きではありません。
どちらかというと、地方銀行のフリーローンなどのほうが検討する価値はあるでしょう。
実は各地方銀行のフリーローンは金利が12%を超えるところも多く、多重債務者にも柔軟に審査に対応してくれるといわれています。
ちなみに、フリーローンとは、カードローンとは違いローンカードが発行されず、お金を借りたら返済のみを行うローンのことで、住宅ローンや車のローンもこれに当たります。
契約時に返済回数を設定したら、それに応じた返済額が毎月均等に割り振られ、返済のみを行っていく形です。(元利均等方式)
⇒審査なしで借りられるカードローンは存在するのか?金融機関に問い合わせてみた
◆銀行系の審査に落ちたら検討すべきこと
銀行系のローンは低金利な分、審査は厳しいとされています。そこで、銀行系のローンに落ちてしまったらどうしたら良いか考えていきましょう。
まず検討すべきなのは、大手消費者金融のおまとめローンです。
おまとめローンとしての商品は総量規制の対象外となりますが、銀行ローンに比べ法律(貸金業法)が厳しく、申し込む業者の選び方がとても重要になってきます。
① アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」
/銀行ローンもおまとめ出来る!
アイフルの「おまとめMAX」「かりかえMAX」の強みといえば銀行カードローン、ショッピングリボのおまとめも可能なところです。
他の消費者金融系のおまとめローンはこの技が使えないのです!
金利は高いですが、消費者金融以外の借入を確実にまとめる方法としては、これが最も有力です。
基本情報は下記のようになっています。
アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」 | |||
金利 |
おまとめ かりかえ |
限度額 | 最大500万円 |
審査スピード | 最短即日 | 融資スピード | 最短即日 |
その他 |
|
また、アイフルだけでなく、おまとめ専用ローンは返済専用です。追加借入はできません。
返済も、リボ払いではなく予め返済回数を決めて返済する「元利均等方式」を採用しています。
返済に集中できる方のみ利用できるのがおまとめローンです。
⇒アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」はお得なのか?検証してみた
⇒計画なく借入れして返済不能!アイフルのおまとめMAXでおまとめ
⇒アイフルの『おまとめMAX』を詳しく説明
②「プロミス」「アコム」のおまとめ専用ローン
/借入先が限定される点に注意!
次に「プロミス」と「アコム」のおまとめ専用ローンを見てみましょう。
この2社は、貸金業下の借入、つまり、消費者金融機関またはクレジットカードのキャッシング枠のみまとめることができます。
※銀行カードローンやショッピングのリボ枠などはまとめられないので、注意!
プロミス「おまとめローン」 | アコム「借り換え専用ローン」 | |
金利 | 6.3~17.8% | 7.7~18.0% |
限度額 | 300万円 | 300万円 |
審査スピード | 最短即日 | 最短即日 |
融資スピード | 最短即日 | 最短即日 |
その他 | ・返済回数は最大120回(10年) |
・返済回数は最大13年6ヶ月(163回)と長め ・各回の返済金額は貸付金額の1.0%、1.5%または2.0%以上 |
銀行や信用金庫、労働金庫やJAなどからの借入、クレジットカードのショッピング枠をまとめたい方は、アイフルか銀行カードローンを選びましょう。
◆どこも通らなければ、中小の消費者金融の検討も
審査が甘いと聞いて大手消費者金融に申し込んだにもかかわらず、審査に落とされてしまったという方は、中小の消費者金融を検討しましょう。
⇒大手よりも得?『中小の消費者金融』まとめ~特徴・メリット・注意点~すべて見せます!
実際にブラック状態の多重債務の方はどういう状態にあるかを把握しておきましょう。
⇒【審査のプロが語る】 実際にあった「ほぼブラック」でローンが通った案件
⇒あなたは大丈夫?ブラックリストに載る行動・載らない行動
⇒知らなかった!家族にブラックがいると審査に通りにくくなるらしい
⇒これが原因で審査落ちかも!?一般的なブラックとは違う『社内ブラック』とは?
中小の消費者金融の利用の際は、無責任に債務整理を勧める弁護士に注意しましょう。
おそらく、金融機関と弁護士が裏で繋がっていて、自己破産を行ったら弁護士に報酬の一部が入る仕組みになっていると思われます。
自己破産が必要ない場合もあるので、債務整理をするにしても金融機関からの紹介はあまりオススメはしません。
もし、中小の消費者金融でも融資を断られ、返済のアテがゼロになったのであれば、自分で弁護士や司法書士を探して債務整理の相談を行うのが良いでしょう。
また、サービスや応対など各方面において中小消費者金融は大手より劣っています。
借金を何としてでもまとめたい、返済したいという方以外は基本的にオススメはできません。
最終手段として検討することをオススメしています。
◆まとめ
いかがでしたか?
激甘なおまとめローンはないとしても、比較的選択肢は残されています。
まずは金利が低い銀行カードローンや地方銀行のフリーローンにチャレンジしてみましょう。銀行カードローンが必ずしも厳しいわけではありません。
次に、大手消費者金融を検討しましょう。銀行カードローンと比較すると金利は高めですが、アイフルは銀行からの借入もショッピング枠もまとめられます!
プロミスやアコムは消費者金融機関またはクレジットカードのキャッシング枠のみまとめることができます。
これまで利用してきた金融機関でのおまとめがオススメです。
最終手段として、中小消費者金融を検討しましょう。ただし、無責任な弁護士の紹介や不必要な債務整理をしないように注意してくださいね。
どこも審査に通らない!と思っても、相談することであっさり解決することもあります。
ダメ元でも、近くの金融機関などに相談してみる、申し込んで感触を確かめるといった方法があるので、まずは行動してみましょう!