不動産の売却時にカードローンが役立つ!?
お金をもらう側なのになぜ出費のことを?と思うかもしれませんが、大きな取引のときこそ必要なお金もあるものです。(⇒賢くカードローンを利用するなら!人生にはあの年代で3度お金が必要)
安心して取引を行うためにカードローンを一枚持っていると良いかもしれません。
今回は、なぜカードローンと不動産売却の関係性について紹介していきます。
不動産売却でカードローンがあると役に立つケースとは?
不動産売却では、不動産を売却するので、借金が必要になるどころか、むしろお金が得られると考える人も多いでしょう。
しかし、特にマイホームの売却では、思うようにいかず、トラブルが起きることもよくあります。
マイホームの売却で問題になるのが、オーバーローンとなっているケースです。
例えば、不動産の価値が2500万円で、住宅ローンの残高が2200万円であったなら、不動産を売却することでローンが完済でき、さらに300万円が手元に残ります。
しかし、不動産の価値が2500万円で、住宅ローンの残高が2700万円だったならどうでしょうか?
この場合、家を売ってもローンは完済できません。ローンが完済できないと、不動産に設定されている抵当権が解除できません。
抵当権がついたままの家を欲しがる人は特殊な例をのぞけばいないので、家を相場通りの2500万円で売ることすら難しいでしょう。
このような場合、限度額200万円以上のカードローンを所有していれば、差額の200万円を出すことで、抵当権を解除することができます。
任意売却ではダメなのか?
オーバーローンとなっている家は、そのままでは抵当権が解除できないので、通常の不動産売買の方法で売ることは難しいですが、任意売却という方法もあります。
任意売却は、住宅ローンが払えなくなった人のための方法であり、債権者の同意を得て抵当権を解除して、任意売却物件として売りに出します。
任意売却物件にはいくつかのデメリットがあるので、1割程度相場よりも売却価格が下がることがあります。
それでも競売になるよりははるかに高値で売れる可能性が高く、競売になりそうな人には任意売却がよくおすすめされています。
任意売却は住宅ローンが払えなくなった人のための方法ですが、離婚や転勤などの事情でオーバーローンとなっている家を売りたい人が利用することもあります。
しかし、住宅ローンを3ヶ月以上延滞している必要があるので、ブラックリストに載ってしまうという大きなデメリットもあります。
住宅ローンが払えないという人にとっては、どの道ブラックリストに載ることは避けられないので、これはデメリットにはなりません。
しかし、住宅ローンを問題なく支払えている人にとっては、ブラックリストに載ってしまうことはできることなら避けたいでしょう。
不動産の価値が2500万円であり、ローン残高が2700万というケースなら、差額の200万円をカードローンで借りることで、ブラックリストに載ることを避けられ、不動産を相場通りの金額で売ることができるというメリットがあります。
住宅ローンを借りている金融機関で借りることがおすすめ
住宅ローンを借りている人がカードローンを作るなら、住宅ローンを借りている金融機関で借りることがおすすめです。
住宅ローンを利用している、給与振込口座に指定しているといった条件を満たせば、カードローンで優遇金利が受けられることがあります。
また、住宅ローンを借りている人は信用があるので、審査で有利になり、高い限度額を借りられる可能性が上がります。
限度額が高くなれば金利は低くなるので、良いことづくしです。
⇒最も低金利なのは住宅ローン!おまとめも可能?とんだ裏技を発見した
カードローンを利用するときの注意点は?
不動産売却では、仲介手数料、印紙代、引っ越し代などの経費がかかることも忘れてはいけません。
カードローンを限度額いっぱいまで借りてしまって、生活費がなくなってしまったら、消費者金融などから借りなければならなくなり、借金地獄に陥ってしまうリスクもあります。
また、せっかく任意売却をしてブラックリストに載ってしまうことを避けたのに、ローンの返済で延滞をしてしまって、結局ブラックリストに載ってしまったら、最初から任意売却にしておけばよかったということになってしまうかもしれません。
しっかりと計算をして、リスク対策をしておきましょう。
まとめ|「安心を得る」という発想
簡単にいうとカードローンは様々な場面で役立ちます。不動産を売却する際は、動くお金が大きいからこそギリギリだと足りなくなってしまう場合があるのです。
それを補うためにもカードローンを用意しておくとより安心して過ごすことができます。
「安心」は何にも代えがたいものですよね。
カードローンがあることによって安心して不動産売却に集中できるのではないでしょうか。
もしくは、不動産売却にかかる費用をすべて洗い出し、漏れのないように用意するかのどちらかです。
一括請求になる場合や売買が成立するまで性格な数字がわからない場合などは、多めに見積もっておいた方が良いのです。
思わぬ出費が考えられる場合は、カードローンも視野に入れながら考えてみてください・