カードローンの現状としては、審査に通ることと限度額をいっぱいに得ることは両立しずらいといわれています。
そのため、審査に通った上で限度額を上げる「増枠」を行うことが効率的だといわれています。
今回は、そんな悩みを解決するための内容になっています。ぜひ参考にしてみてください。
◆お得な「増枠」はなるべく急ぎたい
カードローンの申し込みをする際は、初めに借入限度額を申請します。ですが、そこで希望通りの額で契約を結べるとは限りません。特に初めて利用する金融機関だと審査が厳しめになり、あまり高い限度額にはしてもらえない傾向があるようです。
増枠するためには、長く取引をして信用を積み重ねるのが一般的ですが、なるべくなら早めに増枠させたいところですよね。
増枠を成功させるためには、金融機関の信用を得ることが大事です。申し込みの手続きやそのコツについて、詳しく解説していきましょう。
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◆増枠は自分で申し込むことも出来る
利用限度額の増枠には、大きく二つ、「金融機関からの勧誘を待つ」か「自分で申し込む」という方法があります。どちらの方法を取り入れているか、あるいは両方の手続きが用意されているかは、金融機関によって異なりますので、それぞれのプランを確認してみてください。
・金融機関の勧誘を待つ場合
長く取引を続け、返済状況にも問題のない方は優良顧客と見做され、金融機関から増枠の勧誘通知が来ます。契約通りの返済を続けてさえいれば、難しいことは必要ありません。、誰にでもチャンスが回ってくる、一般的な方法と言えるでしょう。
ただしここで重要なのは、「増枠の勧誘」であり「決定ではない」ということです。勧誘に応じると本審査が行われるのですが、その審査で落ちてしまうケースも少なくないようです。
あくまで「仮審査に通った」という程度のものだということを、覚えておきましょう。
多くの場合、増枠の誘いは半年ほどの取引で得ることが出来るようです。「半年」を目安にしておくと良いでしょう。それよりも早いか遅いかは利用者によります。
・自分で申し込む場合
契約して日が浅いけれど、それでも増枠を行いたい方は、自分で申し込むことも可能です。。Webや電話、窓口からの申請が可能で、手続きの方法は金融機関によって様々に用意されています。
申請後は勧誘に応じた場合と同じく、そのまま審査が行われます。審査に通ることが出来れば、晴れて利用限度額の増枠が行われます。
どちらの方法を取る場合でも同じことが言えますが、優良な返済状況であることは大前提です。もし延滞でもしていたら、審査に通る可能性はグッと下がってしまいます。
後々の増枠のことも考えて、月々の返済はしっかり行うよう、気を付けておきましょう。
◆審査ではどんな点を見る?
審査では「年収」や「雇用形態」、「勤続年数」などの、返済能力をチェックします。基本的に、契約時の審査と同じ項目だと考えていいでしょう。
注意しなければならないのは、この時、他社での借り入れ状況も確認するということです。以前の審査の時より収入面で良くなっていても、他社での借り入れが増えていると、返済能力に難ありと見られてしまうので、気を付けてください。
増枠審査の場合、上記に加えて「契約年数」や「返済状況」といった項目が加わります。利用者との取引の流れから、どれくらい信用できるかを計るわけですね。契約期間が長ければ長いほど、毎月滞りなく返済できているほど、審査に有利に働きます。
金融機関からの勧誘通知が来た後なら、ある程度の信用は得られたと判断して良いでしょう。チャンスは見逃さず、是非とも増枠申請にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
◆増枠を勝ち取るためのコツ
増枠までの道のりには高いハードルがありますが、それをクリアするための方法はハッキリしています。ここでは増枠申請を有利に運ぶための方法について、いくつかのコツを解説していきましょう。
・契約時より収入を上げる
転職や昇進によって年収が上がった人はチャンスです。返済能力を評価されれば、増枠への強力な後押しになります。
簡単ではありませんが、分かりやすく審査を有利にできる方法ですね。
・利用実績を作る
毎月確実に返済し続ける利用実績を作っておくと、審査での信用に繋がります。増枠の申し込みは、契約直後よりも、半年ほど契約を続けてからにした方が良いでしょう。
・他社の借り入れを完済しておく
増枠審査で他社借り入れ状況を確認されるというのは、前述しましたね。つまり、その審査の前に他社の契約を完済しておけば良いのです。
「他社でキャッシングしている」というマイナス評価がなくなるだけでなく、「他社の借り入れを完済した実績がある」というプラス評価にもなる、一石二鳥の方法です。
・繰り上げ返済を積極的に行う
特に契約してすぐに増枠したい方にお勧めなのが、この方法です。
利用実績などの信用情報は、すぐに積み重ねることができません。しかし、毎月の返済で繰り上げ返済を行えば「返済能力に余裕がある」と見做され、優良顧客として扱ってもらえることが多いようです。
後々増枠して金利を下げるのを目的とするなら、多少無理をしてでも繰り上げ返済しておくことをお勧めします。
◆まとめ|二つのコツを重点的に
いかがでしたか?
増枠を勝ち取るためには、下記のような点が有効です。
・契約時より収入を上げる
・利用実績を作る
・他社の借り入れを完済しておく
・繰り上げ返済を積極的に行う
金融機関によって、増枠の申し込み方法や審査難度は様々です。ですが、以上のようなポイントを押さえておけば、必ず審査で有利になるのは間違いありません。
特に「利用実績を作る」「繰り上げ返済を行う」という二つは他のコツと比べても達成しやすいので、積極的に狙っていきましょう。