特に複数の貸金業者から借金をしている多重債務者は、その返済だけでも相当な苦労です。
複数の借金を1つにまとめるおまとめローンもいいのですが、消費者金融系のおまとめローンは金利が高いので、一本化してもメリットはさほど大きくはありません。
銀行のおまとめローンも、審査が厳しい割には驚くほどの低金利というわけでもありません。
では、もっとも良い借入先はどこなのでしょうか?
■国の教育ローンの概要
そんなとき、意外なローンがおまとめローンの有力な選択肢になることもあります。
それは、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」です。
日本政策金融公庫は株式会社の形をとっていますが、財務大臣が全株式を保有している事実上の国有金融機関です。
日本政策金融公庫は預金業務を行わず、もっぱら融資業務を行なっています。
その融資業務は「事業用資金の融資」と「教育用資金の融資」の2種類で、今回話題にするのは後者の方です。
国の教育ローンの概要は、以下のようになっています。
・金利:年1.9%の固定金利 ・限度額:350万円(海外留学資金は450万円) ・申込条件:融資対象の学校に入学、在学される方の保護者、世帯年収が790万円以内 ・融資までの期間:20日程度 ・必要書類:申込書、収入証明書類、資金用途の分かる書類など ・返済期間:最長15年 |
以上のように、一般的なおまとめローンと比べても圧倒的な低金利が大きなメリットです。
返済期間の長さも魅力的で、しかも在学中は利息のみの返済も可能です。
限度額こそ一般的なおまとめローンと比べて物足りないですが、多額でなく高金利な借金を一気にまとめられれば、かなりの威力を発揮しそうですね。
■国の教育ローンで銀行の教育ローンをおまとめできるか
しかし、そもそもの疑問として、国の教育ローンでおまとめをすることができるのでしょうか。
例えば、銀行から借りていた複数の教育ローンをおまとめしたいという場合、これは可能です。
銀行の教育ローンは明らかに教育目的で融資されるものですので、その契約書などを提出すれば問題ありません。
銀行の教育ローンはカードローンほど高金利ではありませんが、それでも年5%程度の金利はあります。
国の教育ローンよりも3%程度高金利ですので、おまとめする効果は十分にあると言えるでしょう。
■教育以外のローンを国の教育ローンでおまとめできるか
そして、ここからがいよいよ本題です。
教育目的以外で借りたお金を、国の教育ローンでおまとめすることはできるのでしょうか。
例えば、マイカーローンとブライダルローンを国の教育ローンでおまとめしようと思っても、これはできません。
マイカーローンは車目的、ブライダルローンは結婚目的であり、お子さんの教育とは何の関係もないからです。これらは「目的ローン」と呼ばれるもので、お金の使い道を指定しているので低金利に設定されています。
しかし、目的ローンというくくりは一緒でも目的が全く違うローン同士をまとめることはできません。同様に、使い道を設定されていないフリーローンやカードローンの借金を、正攻法で国の教育ローンでおまとめしようとしても、玉砕するのがオチです。
国の教育ローンが融資対象としているのは、あくまでも「お子さんの教育に関する資金」なのですから。
しかし、正攻法で攻めるのがだめならば、裏技を使って攻める方法もあります。
「学費を支払うのが大変なので、教育資金を融資してください」と言えば、これは立派なお子さんの教育に関する資金目的となります。物は言いようですね。
しかも、裏技と言っていますが決して非合法的な手段ではありません。日本政策金融公庫の公式見解なのですから。融資したお金を実際に何に使ったか、日本政策金融公庫では調べることはありませんので、その後はどうやって使おうと自由です。高金利のカードローンを一本化して、借金減額をしてもよいでしょう。
ただし、注意点があります。
それは、お子さんの学費はしっかり支払うことです。教育資金で借りておきながら学費を滞納しようものなら、融資したお金は何に使ったんだという話になり、一括返済を求められる可能性もあります。返済には気を付けた上での利用が必須条件になります。
■まとめ|しっかり返済計画を立てての利用はOK
いかがでしたか?
結論としては、教育ローンを使っておまとめすることは出来ます。しかし、しっかり返済計画が立っている場合のみの利用にした方が良さそうです。
というのも、「学費が払えないので貸してください」といって借りたにも関わらず、返済が遅れて支払われていないと「何に使ったのか」という問題に発展します。そうなると一括返済を求められる可能性もあるため、返済計画はカードローンやフリーローンよりも入念に行った方が良いでしょう。
カードローンやフリーローンのような目的のないローンよりも、住宅ローンやカーローン、教育ローンなどの目的がハッキリしているローンの方が、「貸したお金を何に使ったか」がより問われるということを頭に入れておいてください。
また、教育ローンを使っておまとめするのは非合法ではないので、安心してご利用ください。
◆オススメの人気カードローン会社
オススメ業者① アイフル
☟アイフルへのお申込みはこちらから
アイフル概要 | ||
金利 | 限度額 | 返済日 |
年3.0~18.0% | 1~800万円 | 35日ごと、毎月指定日(任意) |
申込方法 | 遅延損害金 | 総量規制 |
インターネット・電話・窓口・自動契約機 | 20.0% | 対象 |
無利息期間 | 契約日の翌日から30日間(初回のみ) | |
利用条件 | ・満20歳以上70歳未満の安定した収入がある方 ・保証会社の保証を受けられる方 ※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※審査の結果によっては利用できない場合あり。 |
上記は銀行カードローンを紹介しましたが、消費者金融であれば断然アイフルがおすすめです。
アイフルはおまとめローン・借り換えローン専用のプランを用意しており、他社からの借入に寛容だと思われます。それだけではなくおまとめ専用の「おまとめMAX」はかなり低金利になります。女性でも安心して利用できる専用オペレーターを完備していたり、利用者が使いやすいようなサービスを実施しているので、お客さん目線をわかっている業者といえるでしょう。
銀行カードローンはハードルが高そう…という方は、消費者金融で検討するのが一番です。消費者金融の中でも独自経営で審査を行っているアイフル一択かもしれませんね。
オススメ業者② 楽天銀行スーパーローン
☟楽天銀行へのお申込みはこちらから
楽天銀行スーパーローン概要 | ||
金利 | 限度額 | 審査時間(最短) |
年1.9~14.5% | 10~800万円 | 当日~2営業日 |
融資までの時間(最短) | 返済日 | 総量規制 |
2営業日 | 1日 12日 20日 27日(※) |
対象外 |
利用条件 |
・満20歳以上満62歳未満の方 ※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。 |
※ 毎月の返済(約定返済)は「口座引落」で行われます。引き落とし日は金融機関によって異なる
楽天銀行スーパーローンの主な特徴としては、
・低金利である
・24時間365日すぐに借り入れできること
・楽天銀行の口座を同時開設で30日間無利息になる
という点でしょう。
ネット銀行なので、非常に低金利で、メンテナンス時以外24時間365日いつでも利用可能です。また、通常のカードローンだと一回108~216円の手数料がかかってしまうことが多いのですが、楽天銀行は手数料無料で借入・返済が可能です。
もしくはネットショッピングで楽天をよく利用される方で、カードローンを検討されている方は「楽天銀行一択」です!
オススメ業者③ みずほ銀行カードローン│業界トップクラスの低金利
☟みずほ銀行カードローンへのお申込みはこちらから
銀行カードローンの中で最もオススメなのは、みずほ銀行カードローンです。
ポイントはなんといっても圧倒的な低金利!また、メインバンクにもしやすく、後々住宅ローンを組むなどを考えると使い勝手が良いのがみずほ銀行です。
大手三行だから口座を持っている方も多いでしょう。規模が大きいからこそ安心して利用できますね。
もちろん、ムリなくご返済いただける範囲で、計画的にご利用ください!
みずほ銀行カードローン概要 | ||
金利 | 限度額 | 返済日 |
年2.0~14.0% | 10~800万円 | 毎月10日 |
申込方法 | 遅延損害金 | 保証人 |
インターネット・電話・郵送・銀行窓口 | 19.9% | 不要 |
利用条件 | ・満20歳以上満66歳未満の方 ・安定かつ継続した収入の見込める方 ・保証会社の保証を受けられる方 ※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※審査の結果によっては利用できない場合あり。 |