おまとめローンはいくらから?100万円以降~の金利で比較すべし

1社から借りまた1社から借り・・・を繰り返しているうちに複数の業者からの借入が思ったよりも高額になっていた!
でも安心してください、そういう方のためにおまとめローンがあります。
おまとめローンというのは本来100万円以上の場合金利が低くなり、メリットが多いとされています。
今回は100万円以降の借入でどのくらい金利が低くなるのが、数社をピックアップして紹介していきたいと思います。
もちろん、おまとめローン自体は70~80万円でもした方が便利です。100万円以上だとさらにお得になるので、グッとお得感が出てくるのがこのラインであると思います。
曖昧になっているこの部分を各社比較することで、適応されるであろう金利を一目で知ることができ、さらにどこが自分に合っているかわかりやすい表を使って紹介していきます。
また適応される金利の見方も紹介していきますので、みていくうちに新しい発見があるでしょう。

■金利の見方

金利は〇%~〇%と表示されることが多いですが、カードローンを利用するのが初めての方は上限金利で比較することが好ましいでしょう。
その人にたいする信用がなくどういった人かがわからないからです。
利用期間が長くなるにつれ信用がついてくると、増額を提案されたり設定される金利が変化したりといったパターンもあります。
しかし、おまとめローンは少し勝手が違うもの。というのも、例えば100万円の借入をおまとめする場合「初めから100万円の借入が確定している」状態です。それにあたって大きな信用も必要です。なぜ信用が必要かというと、設定される金利のスタート地点が違うからです。
この思わぬ盲点に気づいていない方は意外と多いです。
また、100万円以上の借入の上限金利は15%以下と法律で決まっているので、100万円以上のおまとめをするのに金利は18%、なんてことはあり得ないわけです。「もったいない!!」となるわけですね。
しかし複数の業者で借りているとありえてしまうんですよね。まとめれば金利15%以下なのに・・・

そして本題です。
おまとめするときの金利を見るときは、自分の属性などを考慮して考えましょう。
例えば「住信SBIネット銀行MR.カードローン」を挙げて具体的にみていきましょう。

住信SBIネット銀行MR.カードローンは特に低金利で、顧客満足度1位にも輝くネット銀行界のエース的存在です。
その中の「プレミアムコース」は業界でもトップレベルの低金利を誇っています。
スペックはこんな感じです。

業者名 住信SBIネット銀行MR.カードローン(プレミアムコース)
実質年率 2.49~7.99%
限度額 10~1,000万円

そして設定される金利はこのようになっています。
限度額によって設定される金利が変わるのです。

10万円以上~100万円以下 年7.99%
100万円超~200万円以下 年6.39~6.99%
200万円超~300万円以下 年5.29~5.99%
300万円超~500万円以下 年4.99%
500万円超~700万円以下 年3.99%
700万円超~900万円以下 年2.99%
900万円超~1,000万円以下 年2.49%

おまとめで100万円以上借入するので、設定される限度額を見積もってもだいぶお得なことがわかります。
審査は厳しい傾向にありますが、安定した収入があれば審査に通過する見込みはかなりあります。
審査に通過した方がすべて高いステータスというわけではなく、中には派遣社員の方もいらっしゃいました。
十分に試す価値のある住信SBIネット銀行MR.カードローンです。

このように見てみると、自分がどのくらいの限度額を設定されるかを予想することで大体の金利が把握できますよね。
住信SBIネット銀行MR.カードローンの場合は特に低金利なので、どの金利を設定されてもお得ですよね。

では続いては、表をみながら比較していきましょう。

業者 オリックス銀行カードローン じぶん銀行じぶんローン 横浜銀行カードローン 三井住友銀行カードローン みずほ銀行カードローン 東京スター銀行 アコム アイフル
おまとめ専用ローン 「おまとめローン」 「貸金業法に基づく借換え専用ローン」 「おまとめMAX」
実質年率 3.0%~17.8% 3.9~17.5% 1.9~14.6% 4.0%~14.5% 3.0%~14.0% 5.8%~14.8% 3.0%~18.0% 12.0%~15.0%
限度額100万円時の実質年率 9.0%~14.8% 9.0~13.0% 11.8% 12.0%~14.5% 12.00% 最大14.8% 最大15.0% 最大15.0%
限度額 最高800万円 10~800万円 10~1,000万円 最高800万円 1,000万円 300万円 800万円 1万円~500万円
限度額の特記事項 規制なし 規制なし 規制なし 規制なし 前年度の税込み年収の50%まで 規制なし 最大他社借入総額 総量規制の範囲内
WEB完結 ×
申込から融資までの時間最短 最短即日
※契約完了後、最短即日融資対応可能
最短即日 最短即日 最短即日 最短当日(口座開設郵送は1か月程度) 3週間から1ヶ月 最短即日 最短即日
口座開設 不要 不要 必要 不要 必要 必要 口座振替のために必要 口座振替のために必要
申込書類 ●本人確認書類
●限度額300万円以下、収入証明書原則不要
●本人確認書類
●限度額300万円以下、収入証明書原則不要
●本人確認書類
●限度額300万円以下、収入証明書原則不要
●本人確認書類
●限度額300万円以下、収入証明書原則不要
●本人確認書類
●限度額200万円以下、収入証明書原則不要
●顔写真付き本人確認書類
●前年度の収入証明書類
●公共料金の原本(WEB申込は不要)
●本人確認書
●収入証明書
●口座振替の口座と届け出印
●原則、他社借入条件等の確認ができる書類
●本人確認書類
●源泉徴収票等収入を証明する書類
返済方法 ●口座振替
●ATM(利用手数料無料)
●銀行振込
●口座振替
●ATM
●口座振替 ●口座振替(三井住友銀行口座のみ)
●ATM(利用手数料無料)
●銀行振込
●口座振替
●任意返済(ATM)
●口座振替
●ATM
●口座振替
●ATM
●銀行振込
●口座振替
その他情報   auユーザー優遇アリ★ 神奈川県内、東京都内、群馬県前橋市、高崎市、桐生市のいずれかに住んでいるか、勤務している人         「おまとめMAX」はアイフルを利用したことのある方、もしくは利用中の方のみ、初めての方は「かりかえMAX」

消費者金融は最大の15%の場合が多いですね。
銀行カードローンはふり幅があるので低い金利に設定してくれたらラッキーだなという感覚でしょう。
バラつきはあるものの、100万円をおまとめすることが決まっていることである程度どのくらいが低金利なのかが見えてきますよね。

表ですと、意外性があるのが「オリックス銀行カードローン」です。
上限金利は高めと言われていますが、下限金利が低く高額なおまとめほどお得に!
銀行カードローンは大体14%前後の金利が多いようですね。
それ以下であれば「嬉しい!」それ以上でも「まぁ普通」といった感じです。
おまとめローンを利用するときはぜひ目安にしてみましょう。

■いくらからおまとめローンは検討すべきなの?

次に、「おまとめローンはいくらから検討するべきか?」についてです。借りている合計額によって現在の状況とこれから起こすべき行動がある程度決まってきます。

しかし一言で「いくらから」といったことではなく、年収や金利、業者にもよるのです。
ですので、目安をつけて「年収いくらの人はいくらからおまとめローンを検討するべき」といった具合に紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

■利息制限法と貸金業法をチェック

まずは、おまとめローンに関連する法律をチェックしていきましょう。

・利息制限法で借入の上限金額をチェック!
「利息制限法」は、おまとめローンを含めて貸金業者がお金を貸し出す際の上限金利を定めています。
借入金額に応じた上限金利は、以下のように設定されています。

10万円未満:年20%
10万円~100万円:年18%
100万円以上:年15%

・貸金業法で必要書類をチェック
消費者金融などの貸金業者を対象とした「貸金業法」の中に、借入金額によって必要となる書類についての記載がされています。
「1社で50万円以上の借入をするとき」「他社も含めて100万円以上の借入をするとき」に関しては、本人の収入を証明するための書類(源泉徴収票、確定申告書など)

■各社のおまとめローン金利をチェック!

次に、おまとめローンを提供している各社の金利と限度額をチェックしてみましょう。

アコム:金利7.7~18%(限度額:100~300万円の場合には7.7~15%)
限度額1~300万円
プロミス:金利6.3~17.8%
限度額最高300万円
アイフル:金利12~15%(おまとめMAX)、12~17.5%(かりかえMAX)
限度額1~500万円(おまとめMAX)
北洋銀行:金利3.8~14%
限度額10~700万円

100万円以上はおまとめローンが確実にお得!

ここからは、借金総額によっておまとめローンがお得かどうかを見ていきましょう。
まずは借金総額が100万円以上の場合ですが、利息制限法にもあったように、100万円以上の借入の上限金利は15%です。
まとめる前の借金は、金利がほぼ年18%程度の借金ですので、単純に3%金利が引き下がります。

A社から70万円、B社から80万円、C社から50万円
金利はいずれも年18%
借入期間は5年
毎月の返済額は50785円
返済総額は304万7133円

以上のような借金を、プロミスのおまとめローンでまとめたとすると、以下のようになります。

借入残高は200万円
金利は年15%
借入期間は5年
毎月の返済額は48000円
返済総額は284万2747円

毎月の返済額は2785円、返済総額は20万4386円も低くなりました。
100万円以上でしたら、おまとめローンを積極的に活用しましょう。

60万円~80万円でもおまとめローンを検討すべき

借入総額が60万円~80万円であっても、おまとめローンを検討すべきです。
この借入総額の場合、貸金業法で規定されている「1社で50万円以上の借金」に該当しますので、収入証明書の提出が必須となります。
これは、50万円以上の借入を1社で行うと、金利が低くなる可能性をにおわせています。

ただし、100万円以上の借入とは異なり、金利が大幅に減少する可能性は低いと考えられます。
借りる人の返済状況や属性(年収など)によって、金利が引き下げられる場合もあればそうでない可能性もあります。
ただし、これまでの毎月の返済額などは変更できますので、月々の返済額を減らしたい場合には効果があるでしょう。

50万円をおまとめする場合

借金総額が50万円未満の場合、この借金をおまとめするのは金利面ではさほどメリットがありません。
というのも、50万円程度の借入は、どこの貸金業者も最高金利を適用するからです。
それでもおまとめローンにメリットがあるとすれば、毎月の返済日を1回にすることができる、それに伴うATM手数料なども安くすることができる、といったところでしょうか。
精神的には楽になるかと思います。


■「消費者金融」であれば100万円以上

大手消費者金融は100万円までは金利は変わりません。
利用者の信用度にもより、信用度が高い人が低い金利を適用される場合がありますが、そういった場合を除いては基本的に変わりません。
プロミスは唯一上限金利が18%ではなく17.8%と、他の消費者金融と比較すると低く設定されています。
ですので、100万円未満の場合は意味がありません。100万円以上になったらおまとめローンのほうがお得ですので、検討してみましょう。

■アイフルの「おまとめMAX」は例外

ただし、アイフルの「おまとめMAX」は少し違って、金利が12~15%なので100万円未満の借入でも3%お得になります。
金利3%」の差は低いようで意外と大きいのです。
100万円借りていたら、年間の返済額に3万円くらいの差ができます。
ですので、借入がすべて消費者金融であれば100万円未満であってもアイフルでおまとめすることをオススメします。
他の消費者金融は100万円以上の場合のみ効果があることがほとんどなので、100万円未満であればあまり効果はないです。

■消費者金融の借入を銀行カードローンでおまとめ

消費者金融は上限金利が高く、ほとんどの場合は18%に設定されます。
ですので銀行カードローンであれば、消費者金融よりお得になることがほとんどです。
銀行カードローンの上弦金利は15%前後なので、それだけで変わってきます。
ただし、審査が厳しいといわれているので、それとの兼ね合いでどこを選ぶかと検討するのが良いでしょう。
また、銀行カードローンに借入を換えたりまとめたりすればお得になると紹介しましたが、例外もあり、その一つがオリックス銀行です。
オリックス銀行カードローンは、金利が3.0~17.8%です。上限金利が17.8%なので、消費者金融とそれほど変わらないのがわかります。
しかし下限金利が3.0%と低いので、高額おまとめであればオススメです。
金利を重視する方にはオススメできません。
しかし、以前こちら(⇒コッソリ教えちゃいます!おまとめローンの審査に通りやすい業者の4つの特徴)で紹介したように、
金利が高く設定してあると業者は審査が緩いのではないかと考える方や金利を重視されない方は良いかもしれません。
銀行カードローンはおまとめするとお得になる場合が多いですが、例外もあるので覚えておきましょう。


ここまでは基本情報とお考えください。
これらを踏まえて、年収別に紹介していきます。
日本の平均年収は会社員で400万円前半だといわれています。
年収によって生活は変わりますよね。
おまとめローンも同じです。年収によって対処法が変わります。

■年収300~400万円の人はおまとめローンを利用して完済を目指す

年収300~400万円ということは、平均年収に届かないながらも、借金が100万円あったとしてもおまとめローンで何とか返していける範囲です。
総量規制の3分の1というのも、ここから楽になるボーダーラインだといえるからです。
年収300万円の人が100万円の借金を返すのは一見大変そうで、債務整理も視野に入れ始めるかもしれませんが、少し頑張ってみて上手におまとめローンを利用して完済を目指せる範囲なので、安易な債務整理はオススメできません。

■年収200万円の人は債務整理も視野に

一方、年収200万円の人がおまとめローンを利用して完済を目指すのはかなり厳しい傾向にあります。
「自力ではどうにもならない域」に達していたら債務整理も視野に入れましょう。
おまとめローンでは元本は減りませんし利息は必ずかかるので、負担をできる限り軽くできる「任意整理」なども検討されることをオススメします。
これによって「もう返せない・・・」と落ち込むのではなく、前向きに考えれるようになるのではないでしょうか。

債務整理に関する詳しい内容はこちら(⇒多重債務に陥ったらおまとめローン。ともう一つ『債務整理』を詳しく紹介)から。

以上のように、今の借金総額によって、おまとめローン検討の判断は分かれてきます。
借金の金額が多いほどおまとめローンを検討すべきですが、借金がさほど多くなくてもメリットがないわけではありません。
年収によってある程度のボーダーラインがありますので、おまとめローンが最適でない場合もあります。
一度考えてみてください。

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