【キャッシング】残高スライドリボルビング方式の落とし穴【返済】

■知ってますか?利息の計算方法

カードローンやキャッシングを利用する時に返済額にも大きく関わってくる金利ですが、皆さんは金利が実際に利息としてどのくらいの金額になるのか知っているでしょうか
利息の計算方法を知っておくと、返済計画の時にどのくらい利息が掛かるのか、返済総額はどのくらいになるのかを把握することが出来るのでプランが立てやすくなります。
金利から利息を計算して割り出すというのは、何だか難しそうに聞こえてしまいますが、実は単純で簡単な計算式に数字を当てはめるだけで利息を割り出すことが出来ます。
そのため、面倒くさがらずに借り入れ前には必ず利息計算を行うようにしましょう。

利息の計算式は以下のようになります。

借り入れ金×金利×返済するまでの期間(日)=利息

金利は一定期間に支払わなくてはならない手数料のことを指しており、基本的には1年間に掛かる手数料を表しています。
他にも日歩や月利などがありますが、消費者金融や銀行などで日歩や月利を使っているところはほとんどありません。
そのため、計算する時の金利は年率だということを念頭に置いておきましょう。

では実際にいくつか例を挙げて計算方法をご紹介します。

1.借り入れ金10万円、金利18.0%、返済するまでの期間30日だった場合

この場合、まずは借り入れ金である10万円×金利18.0%を掛けます。
すると、1万8000円となります。
ただし、これは1年間で返済した場合の利息となるので、ここから返済するまでの期間だった30日分の利息を出さなくてはなりません。
そのため1日あたりの利息を出していきます。
1万8000円÷365日=約49.315円
となり、これで1日あたりの利息が出たのであとは30日を掛ければ計算が完了します。
49.315円×30日=約1480円
この数字が30日分の利息となるのです。

2.借り入れ金100万円、金利12.0%、返済するまでの期間5年

次は多額の借り入れ金の場合です。
借り入れ金が多くなるとすぐに返済することが難しくなるため、長期での返済になります。
計算方法は先程と同じで、計算してみると
100万円×12.0%=12万円
となります。
1年間の利息が12万円となり、今度は1日あたりの利息を計算しなくても返済期間は5年なので、
12万円×5年=60万円
5年間でおよそ60万円の利息が付くことになります。

■返済期間を長期で取ることのメリット・デメリット

先程の計算で分かるように、返済するまでの期間を5年などに設定することで、その分利息が付いてきてしまいます。
利息の負担が増えるということは、返済の負担も増えるということなので負担を増やしたくないという方はなるべく返済期間を短く設定すると良いでしょう。
ただし、返済期間が短ければ短いだけ利息がつかない分、1日の返済負担が大きくなってしまいます。
例えば、先程の計算式と同じように100万円と60万円の利息、合わせて160万円の総額を5年で返済する場合、1日あたりの返済負担は約876円となります。
しかし、100万円を1年で返済する場合、利息は12万円になるので112万円を1年で返済すると1日あたりの返済負担は約3068円にもなってしまうのです。

返済総額で言えば返済期間を短くした方が余分なお金を支払わなくて良いのですが、どうしても1日あたりの負担が増えるのは収入面なども考えて大変だということもあります。
そのため利息計算をしながら返済計画を立てることが大切なのです。
返済期間を自由に選択できるカードローンもあるので、自分に無理のない返済の仕方を借り入れる前に行っておきましょう。

また、消費者金融などでは無利息キャンペーンを行っている場合があります。
無利息キャンペーンでは30日などの期間のみ利息が付かなくなるというものです。
これを上手く活用することで無理のない返済にすることも期待出来るでしょう。

「残高スライドリボルビング方式」とは?

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最も一般的なキャッシングの返済方法のことです。
現在の「借入残高」に応じて毎月の「最低返済額」が決まるのです。
ですので、借入残高が少なければ毎月の最低返済額も少なく、多ければ月々返さなくてはいけない最低返済額も大きくなります。

例えば、借入金が10万円とすると、最低返済額は3,000円といった少額が自動的に決められます。
毎月の返済額だけみると少なく済みそうな気がしますよね。
そして、好都合なことにカードローンは利用限度額の範囲であれば自由に借りたり返したりできます。
もちろんそれによって月々の返済額が自動的に再設定されます。
最低返さなければならない額が決まることによって、しっかり返している気になってしまうというのも、特徴だといえます。
口座振替などの自動引き落としを設定していた場合は、毎月の返済日に定額が引き落とされます。(⇒手数料無料

ただし!残高スライドリボルビング方式は、キャッシング会社によって少し違いがあります。
その違いとは、「返済の途中で自動的に最低返済額が減少するか、しないか」の違いです。

少し細かい違いがありますが、「残高スライドリボルビング方式」の返済方法は実は落とし穴があるんです。
「リボ払い」はなぜ恐れられているのか?
悪魔扱いされているのか?
なにが危ないのか、注意点を紹介していきたいと思います。

残高スライドリボルビング方式のここがコワイ!

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「リボ払い」といわれる全般にいえることなのですが、実は結構おそれられているんです。
その理由は、「積極的に繰り上げ返済をしていかなければ利息が大きくなってしまう」ということです。

ざっくりいうと、毎月の返済額を少額にしていることで、最終的に利息は大きくなっているということです。

残高スライドリボルビング方式はメリットとデメリットがあり、そのデメリットがコワイというわけです。

●メリット●
毎月の最低返済額が小さいので、お金に困っているときは凄く助かる。

■デメリット■
返済期間が長く、繰り上げ返済をしっかり行っていないと、払う利息が大きくなってしまう。

メリットとデメリットは明らかですが、賢いやり方は「増額返済」をすることです。
残高スライドリボルビング方式で決められるのは「最低返済額」ですので、ボーナスが入った場合などは多く払い、ちゃんと返しましょう。
こまめに返して、お金が必要になったらまた借りるという方が信用がつきます。
返済が滞るのはとても信用に傷をつけるので、気を付けてください。

徹底するべきところ

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○お金が必要なときは必要な分だけ借りる
○返せるときは無理してでもなるべく返す

この二つをしっかり守り、賢くキャッシングを利用しましょう。
そして、この二つを徹底すれば、少ない利息で最低返済額というベストな組み合わせでお金を借りることができます。

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