どんなローンもおまとめできるの?おまとめできるローンをシミュレーションしてみた

ローンが複数になると返済が厳しくなります。

返済日もバラバラになってしまい、「うっかり支払い忘れた」
なんてことにも・・・・・・・。

そんなときに便利なのがおまとめローンですよね。

複数のローンを一本化できるので返済がとても楽になります。

しかし、ひとつ疑問があります。

「どんなローンが一本化できるのか?」という点です。

果たして、おまとめできるローンにはどんなものがあるのでしょうか?

■おまとめとおまとめローンは違う!?その理由について知っておく

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おまとめができるローンを紹介する前に、
「おまとめ」と「おまとめローン」の違いについて知っておきましょう。

「どちらも同じでは?」とあなたは思うかもしれませんが、
実はちょっとした違いがあるんですね。

「おまとめ」とは借入れやローンを一本化することですよね。

ここまではOKだと思います。

一方、「おまとめローン」とは、借入れ金を一本化する、
おまとめ専用のローンになります。

おまとめがローンを一本化するという行為を意味するのに対して、
おまとめローンはおまとめ専用のローンのことを意味するんですね。

例えば、おまとめ専用のローンとなるのは以下のようなローンになります。

アコム「借換え専用ローン」
実質年率 7.7%~18.0%
限度額 1万円~300万円

プロミス「おまとめローン」
実質年率 4.5~17.8%
限度額 1~500万円

アイフル「かりかえMAX」
実質年率 12.0%~17.5%
限度額 1万円~300万円

アイフル「おまとめMAX」
実質年率 12.0%~15.0%
借入限度額 1万円~300万円

イオン銀行「おまとめローン」
実質年率 年3.8%~年13.5%
限度額 30万円以上700万円

オリックスクレジット「VIPフリーローン」
実質年率 3.5%~14.5%
借入限度額 100万円~800万円

「なるほど。おまとめとおまとめローンの違いは分った。
でも、それがどうかしたの?」とまだしっくりこないかもしれません。

ですが安心してください。

次のコーナーを読めばそのモヤモヤはきっとすっきりしますよ。

■おまとめならどんなローンでも一本化できる!

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ズバリ言うと、おまとめということなら、
どんなローンでも実質的に一本化できてしまいます。

カードローン、ブライダルローン、ビジネスローン、住宅ローン、
カーローンやバイクローンなどローンの種類は問いません。

それだけではなく、クレジットカードのショッピング枠やリボ払い、
分割り払いでさえ、1つにまとめることが可能です。

この理由は単におまとめしたいなら、実際にローンを一本化する必要はないからです。

「え!?どうゆうこと?」このように思う方いるかもしれませんね。

例えば現在、3社で合計70万円のローンを組んでいるとしましょう。

あなたは今よりも金利が低いA社を見つけました。

そこでA社で70万円を借入れします。

そのお金で3社からのローンを完済しました。

このように、ただ、おまとめするということであれば、
条件のよい業者で借入れしてローンを完済し、実質的に1つにしてしまえばいいのです。

実際にローンが一本化されるわけではありませんが、
実質的には一つになるんですね。

■おまとめローンでは借入れ以外は一本化できない

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おまとめするというだけなら、どんなローンも実質的に一本化することができます。

しかし、おまとめローンを利用する場合はそうはいきません。

おまとめ専用のローンでは、借入れ金以外は一本化できないんですね。

ここで言う借入れ金とは、消費者金融や銀行系カードローンからの借金のことです。

そもそも、おまとめローン(借り換えローン)というのは、
他社からの借入れ金を一本化することを目的としたローンになります。

つまり、借入れ金のおまとめ専用ローンとなるんですね。

そのため他のローンの一本化は基本できません。

自動車ローンや住宅ローン、ブライダルローンなどは対象外になってしまうのです。

もちろん、クレジットカードでのショッピングやリボ払い、分割り払いも同様です。

このようにおまとめローンは借入れ金以外の一本化はできません。

おまとめ専用ローンを利用するときはこの点に注意しておきましょう。

Q.おまとめした後、追加借入はできるのか?

■消費者金融系と銀行系。おまとめするならどっち?

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おまとめ先として人気なのが消費者金融系と銀行系のカードローンです。

これらは利用目的が基本自由ですので、複数のローンを一本化することが可能です。

また、数は少ないですがおまとめ専用のローンも候補になってくるでしょう。

各社金利や限度額などが違いますので、
なるべくなら条件のよいところで一本化したいですよね。

結論から言ってしまえば、おまとめ先として向いているのは、
銀行系のカードローンとおまとめローンになります。

その理由は金利の低さと限度額の高さ、そして総量規制がない点です。

おまとめという性質上、複数のローンを1つにしますので、
どうしても借入額が高くなりがちです。

借入額が高いと返済期間が長くなるため、利息も大きくなります。

そのため少しでも金利の低い業者を選ぶべきなんですね。

銀行系は消費者金融系よりも金利が低く、限度額が高い傾向にあります。

また、消費者金融のように総量規制がありません。

消費者金融の場合、総量規制があります。

年収の3分の1までしか借入れでないため、
高額の借入れになる可能性の高い、おまとめ先には向いていません。

金利も18%が相場と高めに設定されているのも欠点になります。

消費者金融系であっても、おまとめ専用のローンであれば、総量規制の対象外となります。

しかし、金利が高いため正直あまりおすすめできません。

まずは銀行系のカードローンやおまとめローンにチャレンジしてみましょう。

消費者金融系を選ぶのは、銀行系で審査に通らないときのみにするのがおすすめです。

大手消費者金融・メガバンクをひとめでわかる一覧で比較

■金利の差によって利息額がどう変化するのか比較してみた

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おまとめ先に選ぶのは金利の低さと限度額の高さ、
総量規制がない銀行系がよいと先にお伝えしましたね。

この中でも、もっとも重要なのは金利です。

そうは言われても具体的な金額が分らないと実感しにくいです、

そこで金利の差によって利息額がどう変わるのか比較してみました。

・80万円を5年返済で一本化するケース

金利18%
利息 418,864円
合計返済額 1,218,864円

金利15%
利息 341,902円
合計返済額 1,141,902円

金利10%
利息 219,827円
合計返済額 1,019,827円

・150万円を5年返済で一本化するケース

金利18%
利息 785,367円
合計返済額 2,285,367円

金利15%
利息 641,075円
合計返済額 2,141,075円

金利10%
利息 412,210 円
合計返済額 1,912,210円

・300万円を5年返済で一本化するケース

金利18%
利息 1,570,775円
合計返済額 4,570,775円

金利15%
利息 1,282,167円
合計返済額 4,282,167円

金利10%
利息 824,428円
合計返済額 3,824,428円

いかがでしょうか?
金利が数%違うだけでもかなりの利息差になっていますね。

とくに300万円のケースでは18%と10%では、
およそ75万円近くも利息に差がでてしまいました。

もちろんこれは単純計算ですし、各社の返済方式によっても異なるため、
実際にこの金額になるわけではありません。

それでも目安にはなりますので、金利の重要性を理解してもらえたかと思います。

低金利のカードローンてどのくらい低金利なの?実際に計算してみた

■まとめ

いかかでしたでしょうか。

おまとめするということだけであれば、どんなローンも1つにすることが可能なんですね。

条件のよい業者で借入れして、今あるローンを完済してしまえばいいのです。

実際にローンが一本化されるわけではありませんが、
実質的には1つになり、返済が楽になります。

しかし、おまとめ専用のローンの場合は、
借入れ金以外は一本化できませんので注意しておきましょう。

おまとめするときは金利の低さや限度額の高さが重要ですので、
銀行系ローンが適しています。

とくに金利によって利息が大きく変わってきます。

各社のシュミレーションを利用して、
利息どれくらいになるのか事前にチェックしておきましょう。

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